鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第19節】ジリジリした白熱の戦術戦…の広島戦
結果
7月28日(土) 2012 J1リーグ戦 第19節
鹿島2-2広島(18:34/カシマ/15,496人)
[得点者]
39' 佐藤寿人(広島)
45'+2 大迫勇也④(鹿島)
48' 森脇良太(広島)
74' 大迫勇也⑤(鹿島)←本山雅志①
[フォーメーション]
FW:ジュニーニョ、大迫
MF:ドゥトラ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:ジュニーニョ、遠藤→本山、レナト

試合の感想
守って相手のミスを狙う前半
鹿島は4-2-2-2の布陣、出場停止の興梠のところにはジュニーニョ、CBには青木が入りました。
中田はまだコンディションが万全ではなく、連戦は厳しいとの判断なのでしょうね。
広島はいつものやっかいな3-4-2-1の布陣ですが、ジョルジーニョ監督はしっかり対策を立てて来ました。
最近は前線からのプレスの掛け方やドゥトラにオフザボールの動きを指導したり、戦術的なチーム力アップを図っており実際にそれが試合でも出ていますよね。
広島対策としては、前からプレスに行かずにリトリートして守り、バイタルエリアの位置でボールを奪ってカウンターという形でやっていました。
スターティングメンバーの変更は2人だけだったものの、戦い方はまさにこーめいが前回の記事で書いた狙いそのものでした。
2トップのプレスの掛け方は1人がDFラインに寄せて、1人が必ずボランチを見るというのを徹底していましたね。
つまり、実質4-2-3-1の布陣で守っていたということです。
攻撃時の広島は4-1-1-4の形になるので2トップのプレスでボランチへのパスを封じ、ビルドアップを思うようにさせませんでしたね。
そのためバイタルエリアへのくさび、サイドへの展開など長いパスが多くなります。
広島の前線は5トップ気味になったり誰かがボールを受けに降りて来るのですが、鹿島は4バックとダブルボランチで数的優位を作って守っていたのでしっかりついて行けば問題なかったですし、特にくさびのボールを狙ってよくインターセプトしていました。
リーグ戦前半の広島、浦和戦ではダブルボランチが前からプレスに行ってしまったので、DFラインが数的不利での対応を強いられて、好きなようにやられてしまいましたからね。
そして、広島のサイドバック(4バック時の両サイドの選手)が上がった時は遠藤とドゥトラが観るようにして広島対策が機能していました。
カウンターからチャンスを作れればよかったのですが、広島の選手も人数が残っていたのであまりいい形にはなってなかったですね。
ビルドアップして攻撃するにしても森保監督になってからは5-4-1で守っているのでなかなか崩せません。
お互い相手の攻撃のいいところを出させないようにして守っていたので、前半は立ち上がりからジリジリとした戦術戦が繰り広げられます。
ただ、攻撃に関してはシンプルにサイドからクロスを入れたり、2つ、3つパスが繋がるとダイレクトでパスを出して来たりと広島の方が嫌なところを狙って来ていました。
出し手と受け手の意思疎通ができており、どのタイミングでどこを狙えばいいか、どこに走ればいいかというのがチーム全体で出来ている印象でしたね。
鹿島は攻撃の回数やシュートは多かったですが、チャレンジのプレイが少なかったです。
ジュニーニョの右サイドからのセンタリングや柴崎のスルーパスから大迫など微妙にパスや動きがズレているんですよね。
ここら辺はまだまだこれから向上させていかないといけないですし、それができるようになればもっと得点も増えていくでしょう。
先制点はその嫌なところを突けるかどうかの意識の差が出た部分もあると思います。
左サイドの石原からのパスを受けた高萩がシンプルにダイレクトで裏に出し、石原とワンツーの形になります。
岩政がヘッドでクリアするもののそれが西に当たって再び石原のところにこぼれ、最後は佐藤に決められてしまいます。
鹿島にとっては不運な失点ではありましたが、やはりミスが失点に繋がっている場面でもあります。
まず小笠原ですが、鹿島の右サイドでボールがある時点で高萩寄りにポジションを修正しないといけないですね。
それができてなかったから詰められずにフリーでパスを出させてしまっています。
攻撃的なボランチの小笠原にそこまで求めるのは酷かとも思いますが、やはり明神や伊東などファーストボランチタイプの選手はこういう局面で小まめに数十センチ単位でポジションを修正していますからね。
そして、それをすることでインターセプトから攻撃に繋げられますし、慌てて守備に走る場面も減るのでダッシュによる疲労も軽減されます。
ただ一番の問題は西ですよ。
岩政のクリアが当たったのは仕方ないですが、問題はその前のシーンです。
ジュニーニョまで戻って来てフリーの選手をケアしてくれているこの局面で、石原についていながらパスを出された後はもう完全に見ていないという軽率さ。
高萩が裏にパスを出したので慌てて戻っていますが、最初から石原をしっかり観ていれば何の問題もなかった場面ですね。
先制されはしましたが、鹿島は慌てることなく戦い方を継続。
失点したことで攻撃の意識が高まったのか、ようやく西も上がって行きます。
DF2人に付かれていたのですが上手く間を縫ってシンプルにクロスを入れると、広島の守備に連携ミスが生まれ、大迫がこぼれ球をしっかり決めてロスタイムに同点に追い付きます。
広島の得点もそうでしたが、相手の嫌がるところを狙っていれば集中力が途切れがちになる夏場は特に相手のミスも出て来るんですよね。
両クラブともあまり動きがなくジリジリ試合展開の末に相手のミスからお互い1得点という前半でしたが、戦術に眼を向ければ非常に白熱したおもしろい内容でした。

汗まみれ、パサーまみれの後半
ジョルジーニョ監督はハーフタイムに後半は立ち上がりからもっと前からプレスをかける狙いだったようですが、早々にセットプレイから失点してしまいます。
西が完全に競り負けていましたね。
前半の失点もそうですが、広島の選手はこぼれ球への反応が速かったです。
全体的に運動量は多くなかったですが、力の入れ所を知っているというか、ここぞと言う時に速さ、パワーを見せますし、攻守のバランスの取り方や展開の読み、試合の運び方は確実に上がって来ていますね。
この失点のため、結果的に鹿島は前から行くしかなくなりました。
遠藤のFKがそのままゴールに入りそうになったり、小笠原のスルーパスから大迫が抜け出したりというシーンはありましたが、やはり広島の守備はなかなか崩せません。
そこで残り30分の段階でジョルジーニョ監督が動きます。
ジュニーニョと遠藤に代えて本山とレナトを投入、レナトをトップ下に置く4-2-3-1の布陣になります。
交代直後は佐藤にボレーを打たれそうになったり、本山がパスを岩政に当てて自滅してしまいそうになりますが、曽ケ端のファインセーブで防ぎます。
その後も高萩に抜け出されたシーンやペナルティエリア内で石川にシュートまで持って行かれるなど攻撃に意識が行っている分、危ない場面も増えて来ます。
はっきり言って選手交代から15分弱はほとんどいい攻撃ができておらず、逆に危ない場面が増えていたのですが、ここを凌ぎきると74分に同点ゴールが生まれます。
本山が清水にボールを奪われるのですが、主審はファウルの判定。
清水がいいアプローチから体を入れてボールを奪ったので一見ファウルではないように見えますが、ボールに触るより先に本山の左足を踏む形になってしまっていたので主審はそれをとったのでしょうね。
そのリスタートの流れから西が中央の小笠原へ、本山がスルーする動きを見せてそのままスペースに走ると小笠原から絶妙のスルーパスが出て来ます。
その折り返しを上手く外から入った大迫が決めます。
今の鹿島にはフィニッシュにかかる部分の精度が足りないのですが、この辺りの本山、小笠原の仕事ぶりはさすがです。
同点になったことで鹿島に勢いが出て、逆に広島の選手は次第に走れなくなって来ます。
これによって鹿島はボールを支配して攻め込む時間が増えますが、こーめいの目からすると選手交代してからの布陣もあまりバランスのいい配置ではなかったですね。
とにかくパサーが多すぎです。
本山にレナト、小笠原に柴崎、西も自分がボールを持って味方を使いたがるプレイを好みますし、ドゥトラはドリブラーとは言え足元でボールを受けますからね。
押し込んでいてもゴール前は手薄なことが多く、パスの受け手も大迫しかいなかったです。
そのためレナトは本来のパス出しという自分の役割ができず、戸惑いながら受け手の方に回っていましたね。
得点シーンは本山のオフザボールの動きがものを言ったのですが、パスの受け手も大迫は次第に走れなくなり、レナトはまだ周囲とタイミングがあっておらずオフサイド。
押し込んでクロスもシンプルに入れられるようになっていたので、こーめいはドゥトラに代えて岡本を投入すればと思っていのたですが、試合後のコメントを見るとジョルジーニョ監督は最後まで広島の攻撃を警戒して守備を気にしていたみたいですね。
その判断は悪くないと思いますが、大迫ががんばってヘッドで落とすもゴール前の人数が足りなかったり、ドゥトラが飛び込んで行くチャンスもあっただけに1人ターゲットになる選手がいたらもっとシンプルに多くの決定機が作れていたのではないかと思います。
ただ、首位の広島相手に予想以上に戦えましたし、前半では戦術面での向上、後半では最後まで勝とうとする強い気持ちが見えた見応えのある試合でした。
これからさらによくなっていく予感がしますね。

先発と選手交代のバランス
現在は遠藤とドゥトラを先発、そしてナビスコ杯のC大阪戦からは本山とレナトを同時投入となっています。
選手のタイプとバランスについてはこーめいもずっと言い続けていますが、2組とも同タイプを同時起用という形になっているので機能性がいまひとつという感じです。
この試合でも本山、中田を先発、青木をボランチで起用できれば小笠原か柴崎、遠藤かドゥトラ、それに加えてレナトを切り札として使えました。
ただ、やはり本山を始め中田や本田にもまだコンディションの問題があるのでしょうね。
ジョルジーニョ監督はレナトについても試合で使いながらコンディションを上げて行くと言っているので先発に起用するのはもう少し先なのかもしれません。
早くパス組とドリブル組の組み合わせを観たいです。
ここのところは小笠原が90分気迫のこもったプレイをしてくれているので、本山は交代前提で先発起用できないものですかね。
次の試合はスルガ銀行チャンピオンシップでのウニベルシダ・デ・チリとの対戦となります。
今節出場停止だった興梠は確実に先発するとして、何の根拠もないですが南米のクラブということでレナトやドゥトラ、ジュニーニョらブラジル組を先発で起用してくれないかなと思っています。
これまで同大会で来日したクラブに比べてかなり強敵で1週間前から千葉で調整しているそうですね。
フォーメーションは3-4-3、攻撃的なチームで楽しみですし、ジョルジーニョ監督がどういったメンバーで戦うのかも興味津々、待ち遠しいです。

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この記事に対するコメント

大迫ハットトリック狙えましたので残念です。興梠がいなかったので攻撃面では大迫が目立ってたと思います。

西の守備も気になりましたが、やはり小笠原の報復行為の方が危ないです。珍しく鹿島の方がイライラする展開でしたが、ちゃんと克服しないと思わぬ部分で試合が壊れてしまいます。
【2012/07/30 20:18】 URL | こばけい #- [ 編集]

こばけいさんへ
コメントありがとうございます。
広島は序盤からかなり手を使ったファウルが多かったのでそれで選手もイライラ来ていたのでしょうね。
でも小笠原は退場になってもおかしくなかったですし、ああいう行為はやめてほしいです。
大迫はミドルシュートも惜しかったですが、ペナルティエリア内右でボールを受けることが3度あったのにすべてドリブルを選択しておさえられたのが悔やまれます。
2度目は強引にでもファーサイドにシュートを狙ってもよかったと思います。
そうすれば相手DFもシュートを警戒するので今度はボールを持ちやすくなりますから。
完全に読まれていたのでもっと工夫してほしかったですね。
【2012/07/31 07:55】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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