鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第22節】2トップやる気無し、試合も台無し…の浦和戦
結果
8月18日(土) 2012 J1リーグ戦 第22節
浦和2-1鹿島(19:04/埼玉/44,131人)
[得点者]
26' 宇賀神友弥(浦和)
39' 原口元気(浦和)
55' 岩政大樹②(鹿島)←レナト①
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ、レナト
MF:青木、柴崎
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
28分:大迫→遠藤
66分:ドゥトラ→ジュニーニョ
77分:レナト→本山


試合の感想
プレスとDFラインの押し上げの基本
鹿島は4-2-2-2のフォーメーション、スターティングメンバーも前節とまったく同じ予定でしたが、試合前のアップでアクシデント。
今週別メニュー調整が続いていた小笠原が痛めた個所がよくないということで、急遽青木がボランチに、CBには山村が入りました。
浦和は3-4-1-2の布陣、リシャルデスが出場停止でしたが、それ以上に鹿島の小笠原不在は大きかったですね。
試合は立ち上がりからボールが落ち着かない時間帯も多かったですが、基本的には浦和が攻めて鹿島は守りからカウンター狙いという展開になります。
試合が始まってまず思ったのが、広島戦で出来ていたプレスがまったく出来ていないということです。
あの時は興梠が出場停止だったため大迫とジュニーニョの2トップだったのですが、攻撃時は4-1-5のフォーメーションになる広島に一人がDFラインに、そしてももう1人がボランチにプレスをかけることを徹底していたんですよね。
だから広島はショートパスを使えずにくさびのボールにしろ、サイドへの展開にしろロングパスに頼ることになってそこを後ろの選手が狙ってボールを奪うということが出来ていました。
だからあの試合では2失点したものの、崩されるようなシーンや決定機を作られる場面はほとんどなかったです。
浦和も同じように攻めて来るので同じように守れば問題なかったのですが、この試合では2トップにやる気が見られずDFラインには好きにプレイさせて、ボランチを見るということをまったくしていませんでしたね。
3分の曽ケ端が柏木と接触したシーンも2トップの守備に問題があったからですし、浦和のCBに中央をドリブルで持ちあがれるという場面もたびたびありました。
プレスに行っても寄せるだけでまったくボールを奪ってやるという気持ちが観えません。
プレスというのはパスコースを塞ぐとともに相手に詰めてミスを誘うものなのですが、浦和の選手は鹿島の2トップに本気でボールを取りに来る気がないのは分かっていましたから余裕で前を向いてボールを持てていました。
つまり、まったくと言っていい程プレスは機能しておらず、浦和の選手は好きなタイミングで好きなところにパスが出せる状態だったということです。
それでも後ろはいいインターセプトをして、そこからカウンターのチャンスも生まれそうだったのですが、この日の2トップは攻撃でも簡単なボールロストが多かったですね。
ようやくドゥトラからいいタイミングでパスが出るようになって来たのですが、大迫が感じておらずトラップできないというシーンもありました。
このままでは失点は時間の問題だったので、こーめいが鹿島の選手だったら大迫を突き飛ばして「やる気がないならピッチから出て行け」と怒鳴っているなと思いながら観ていたら、やはり失点してしまいました。
26分の失点シーンはまさにこの2トップのやる気の無さが表れた場面でしたね。
DFラインからまずフリーのボランチに簡単に通されてそこから右サイドに展開、平川のシュートはブロックするもそのこぼれ球を宇賀神に決められてしまいます。
中央は4対3を作れていたのでレナトがもっと下がって宇賀神を見るべきでしたね。
そもそもゴールまで至る最初のシーンでは、大迫は後ろの選手にもっと前からプレスに来るように促していましたが、サッカーの基本を分かってないとしか思えないです。
相手より1枚多く余らせて守るのが守備の基本ですから、5トップで来る広島や浦和に対しては4バックとダブルボランチで見なければなりません。
この状態で前線がプレスをすれば後ろの選手もパスコースやタイミングを掴めるのでインターセプトも狙えてもっと前に押し上げられるのですが、この試合のように2トップがまったくプレスをかけないと後ろの選手は浦和がどのタイミングでパスを出すのか、くさびのボールを入れて来るのか、DFラインの裏を狙うのか、ボランチにショートパスを繋ぐのかまったく分かりません。
つまりDFラインは浦和の5トップに合わせて下がるしかなく、強引にDFラインを上げれば裏を簡単に取られて5,6失点はしていたでしょうね。

ジョルジーニョ監督の仕掛け
ジョルジーニョ監督も守備が非常にまずい状態だと感じていたので、前半の早い段階から仕掛けます。
まずは失点直後にこの試合を台無しにした大迫に代えて遠藤を投入、4-2-3-1のフォーメーションにします。
これは失点シーンのミスを受けてトップ下のレナトに相手のボランチを見させて、サイドの宇賀神や槙野が上がって来た時は遠藤が下がって守備をするという狙いがありました。
この仕掛けによって鹿島はペースを取り戻してポゼッションして攻めるも縦へのパスが入らないため決定機にはならないです。
もともと興梠も大迫よりマシという程度のパフォーマンスでしたし、バー直撃のシュートを打たれたのはくさびのボールを受けた興梠が簡単に奪われてからの逆襲でしたからね。
そして次第に先に失点しまったこと、小笠原が不在だった影響が出て来ます。
レナトやドゥトラが早く同点に追い付こうと焦り過ぎて、攻めては遠目から強引に打って行くというドゥトラの悪癖が出て、レナトもボランチを見ずに前からプレスをかけ過ぎていました。
その結果、2失点目が生まれてしまいます。
この場面も相手ボランチをフリーにしてしまい、柴崎が気を利かせてマークに行くのですがどうしても距離があるので後手に回ってしまいます。
ダイレクトではたかれると中盤がスカスカになってしまい、そのままゴール前に運ばれてしまいます。
ただ、2失点目はDFラインのマーク、山村の対応も酷かったですけどね。
ジョルジーニョ監督は何とかこの状況を変えようとコーチングエリアから選手を鼓舞します。
ただ、この2つ目の仕掛けは試合の流れが読めない扇谷レフェリーに邪魔されます。
判定に文句があると思ったのかジョルジーニョに注意していましたね。
言葉は分からないにしても、試合の流れからして鹿島の選手に気合いを入れているのは分かると思うんですけど…。
結局、そのままのスコアで後半を迎えます。
後半に入ってからも守備の不安定さはありましたが、55分にCKから1点を返します。
ここは遠藤のシュートが相手に当たってからのCKだったのですが、その前に鹿島がポゼッションして興梠に縦パスが入ったのでいい形になりましたね。
ここからは鹿島のペースになります。
もともと浦和は鳥栖、FC東京戦のように後半になって試合内容がガクッと落ちることがありましたからね。
66分にジュニーニョを投入するとサイドに流れる動きでさらに縦にパスが入りだしてサイドから攻めるのですが、外と中の呼吸がなかなか合わないです。
ここら辺は前から気になっていたところですが、受け手と出し手の意思疎通、FWの動き出し、サイドバックのクロスの精度などを含めて改善していなかといけないです。
残りの時間ではタッチラインを割った後にボールが出て来るのが遅かったり、控えGKが2つ目のボールを入れたり、それにきちんと対処できない主審、槙野が完全にジュニーニョを引っ張ってPKだった場面にジョルジーニョ監督が激昂したりとありましたが、こーめいからすれば2トップの興梠と大迫にやる気がなかったのがこの試合のすべてですね。
ボールを追う人がいればラインは上がるし、いなければラインは下がる。単純な話です」という岩政のコメント、「我々は闘争心が足りなかったのか、不注意から2失点を喫した」というジョルジーニョ監督のコメントもそれを物語っています。
もっとしっかりチームのためにプレイする気持ちがあれば十分勝てる可能性があったにも関わらず試合を台無しにしてしまいました。
後半はほとんど鹿島ペースだったものの、反撃も1点どまりで今後ACL出場権圏内を狙うには重要な一戦でしたが残念な敗戦となってしまいました。

精神的支柱の不在
もとよりこーめいはこの浦和戦まではリーグ後半戦の最初の山場と言い続けていましたし、いくつ勝点を拾って行けるかという戦いと見ていましたからこの敗戦1つでチームがどうこう言うことはない鹿島の将来も見ている真剣なサポーターですから、目先の勝ち負け1つで無様に騒いだりすることはないです。
そして、その将来的な展望を持って考えるとこの試合では小笠原という精神的支柱がいなかったのは大きかったですね。
鹿島の精神的支柱になり得る選手は今のところ小笠原、中田くらいで、他の79年組である曽ケ端、新井場はプレイの面で、本山はコンディションの面で不安定。
次点の岩政も安定感はないですし、攻撃陣に至ってはもっとも年齢が高いのが加入したばかりのレナトですからね。
次戦に小笠原が不在の場合だけでなく、将来のことを考えてもこの問題をどうするかが重要となって来ます。
しかし、リーダーの素質は持って生まれたものですからそう簡単に作れるわけでもありません。
そのため、すぐに別の誰かを精神的支柱にということはできないですが、各選手、特に若い選手のメンタル的な成長を促すことが必要となって来ます。
このブログを見てくれている人なら分かるように、こーめいは試合を見てただ文句を言いたいサポーターとは違って、まともに働いたことがあるなら誰でも分かっている人を育てる大変さを知っているので若い選手がミスしたり、伸び悩んだりしてもただ責めるようなことはしません。
こういうのはサッカーの知識がない人の憂さ晴らし、クレームをつけたいだけのお客様がやることですから。
ただ、ミスをしたとかならともかく、この試合のように2トップのやる気のなさで負けたのはいただけないですね。
こーめいが監督ならこの試合のVTRを見せて興梠と大迫にプレスの掛け方、チームのためのプレイはもちろん、「向上心がないから上のステージに上がれないんだよ。五輪落選組の意地を見せろ」などボロクソ言うでしょうね。
そして次の新潟戦は興梠先発でキャプテンマークを巻かせます。
その次の試合では大迫に、それからは交代でキャプテンを任せますね。
それで成長しないようならもうどうしようもないでしょう。
ジュニーニョももう全盛期のプレイは期待できない状態ですから、今季は興梠と大迫にやってもらうしかないですからね。
自分で目標を決めてそれに向けて努力できる柴崎と違って、ムラのある興梠や大迫には周りから刺激を与えて行くことが必要でしょう。

目標は下方修正
こーめいは勝ち点6差の浦和に勝利すればACL出場権争いにも顔を出せると思っていたのですが、負けてしまったので目標はとりあえず下方修正する必要があります。
もちろんまだまだ可能性はありますが、当面は勝ち点50を目指すのが妥当なところでしょう。
この数字はどこから来ているかと言うと、昨季の勝ち点です。
現在勝ち点が29ですから、残り12試合を7勝5敗で達成ですね。
12試合中残り7試合がホームということを考えるとホームで全勝すればいいので、ちょっと設定が緩いですが、今季はチームがどん底の状態から監督や外国人も代わって選手の個の成長を促しながら世代交代を推進していることを考えると昨季と同じ勝ち点を残せれば前進していると言えます。
それに残留争いをしているクラブも監督交代や戦力補強でどこもチーム状況はよくなっていますからね。
新潟戦、神戸戦とホームでの試合が続きますが、それに勝利できれば勝ち点58に目標を上方修正して行けばいいと思います。
この数字はどこから来ているかと言うと、06シーズンの勝ち点です。
当時もアウトゥトリ監督に代わって世代交代を進めて行くシーズンとなり、攻撃的な選手を多く起用して失点の多い撃ち合いの試合をしていたのも似ていますよね。
それでいてナビスコ杯準優勝、天皇杯は準決勝進出と全大会を通していい成績は残していました。
今季はスルガ銀行チャンピオンシップを獲得しましたし、ナビスコ杯も現段階でベスト4なのでもちろんタイトルを狙ってほしいですね。
アウトゥオリ監督のシーズンは無冠だったものの、07年からの3連覇の礎となった重要なシーズンですから今季もそのようになってくれればと思います。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

文章からこーめいさんもかなりイライラさせられたことがわかります。鹿島は小笠原がいないとチームを引っ張る人がいなくなるように感じますね。みんながチームを鼓舞するようにならないと波ができますからそろそろジョルジーニョは激しく怒ってミーティングする必要があると思います。
【2012/08/22 19:54】 URL | こばけい #- [ 編集]

こばけいさんへ
コメントありがとうございます。
初めて途中で試合を見る気がなくなるという事態でしたよ。
世代交代しているので精神的な柱が小笠原ら以外にいないのは仕方ないですけど、各自意識を高く持って勝ちに執着しないといけないですよね。
特に興梠は年齢的にももっと攻撃の軸になるよう自覚してほしいですが、性格的に無理かもしれませんね。
【2012/08/22 20:06】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいています。浦和戦は、ホームで敗戦した反省が活かされてなかったように思えます。キャプテンマークを試合毎に交代して巻くのは賛成です。オリヴェイラ監督の時もやっていましたよね。年齢的にも小笠原が不在になることは今後も多くなると思えますし、中田もケガが続いています。個々が責任感をもってプレイしてもらいたいです。個人的な浅い意見ですが、今のチーム状況だと、広島や浦和のような変則的なチームには、しっかり守備から入り、試合を落ち着かせることを意識して、後半の選手交代を使いながら、相手のウィークポイントを共有して、意思統一した攻撃ができたら、
もっと勝ち点を拾える気がします。
【2012/08/22 20:49】 URL | がく #- [ 編集]

がくさんへ
はじめまして、コメントありがとうございます。
浦和戦は広島を合わせると、あの戦い方とはもう今季4度目になりますからね。
ジョルジーニョ監督も試合後に戦術について具体的なことを言っていましたし、選手もそうですがしっかり対策を立てて戦ってほしいです。
天皇杯で5度目の対戦が実現するなら、そのときこそ打ち破りたいですね。
【2012/08/23 11:00】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


試合は残念な結果に終わりましたが、師のコメントのようにこれからも起こりうる満男不在のシュミレーションの試合にはなりましたね。 それにしても、大迫の前半での交代等、私にはジョルジュの選手交代に納得できるのは、このブログのおかげだと思っています。 今後も厳しくも優しいコメントを楽しみにしています。
【2012/08/23 23:39】 URL | 希望鹿 #- [ 編集]

希望鹿さんへ
コメントありがとうございます。
今回は急な小笠原不在だった影響も大きかったですね。
新潟戦はやはり小笠原は出場できそうにない上に、出場停止も多いので出場する選手には背水の陣の気持ちで戦って欲しいです。
選手交代に関してはジョルジーニョ監督も本山を起用したいという思いがあると思いますが、コンディション的に長い時間は無理なので遠藤にせざるを得ず、後半もレナトは本当は下げたくなかったと思います。
監督就任が遅れたこともあって選手補強はフロントとオリヴェイラ監督のリストアップによるものですから、今季はずっと選手交替にはやりにくさが伴うでしょうね。
植田君の加入も決まりましたし、来季は納得の戦力補強ができればもっと選手交替で流れを変えていくこともできるのではないかと思います。
【2012/08/24 13:45】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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