鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第25節】チームのバランスを見直すべき…の川崎戦
結果
9月15日(土) 2012 J1リーグ戦 第25節
川崎F2-2鹿島(19:03/等々力/18,088人)
[得点者]
06' 興梠慎三⑧(鹿島)←柴崎岳②
17' 興梠慎三⑨(鹿島)[PK]

19' 實藤友紀(川崎F)
78' 大島僚太(川崎F)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ、レナト
MF:柴崎、小笠原
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
66分:大迫→ジュニーニョ
77分:レナト、ドゥトラ→遠藤、増田


試合の感想
乱れる守備に乱れ飛ぶシュート
鹿島は4-2-2-2の布陣、本田はベンチスタートで先発はいつものメンバーでした。
川崎は4-2-3-1の布陣、大島と風間宏希のダブルボランチで中村はトップ下に入っていました。
立ち上がりからお互いに相手のゴール前に迫るオープンな展開となります。
そして、その守備がルーズな展開を先に生かしたのは鹿島でした。
6分に大迫、興梠が前線からいいプレスをかけるとDFラインも高く保って川崎の縦パスを岩政と西が狙って奪います。
そこから柴崎が相手のプレッシャーなく難なく持ち上がってスルーパスを出します。
それをこれまたまったくマークのついてなかった興梠が、飛び出したGKの脇を抜けるように流し込みます。
得意のワンタッチゴールでしたね。
先制したものの鹿島の守備もバタバタしており、川崎の右サイドからの攻撃に苦しめられます。
やはりネックだったのは2列目の両ブラジル人の守備ですよね。
川崎はビルドアップ時にサイドバックが高い位置を取ってくるので、そこを誰が見るのかで混乱していました。
レナトは下がってある程度川崎のサイドバックを見ることができていましたが、ドゥトラは攻撃的に行き過ぎていましたし、高い位置でボールを奪われて同サイドを狙われることが多かったです。
特に川崎の右サイドは山瀬のドリブルだけでもやっかいなのに、田中が高い位置を取って来ていましたから新井場が山瀬と田中の2人を見る形となっていました。
さらに中央は川崎のトップ下とダブルボランチを小笠原と柴崎で見るようになっていたので、サイドでも中央でも数的不利を強いられていましたね。
9分にはやはり新井場のサイドを破られて山瀬にポスト直撃のシュートを打たれます。
緩い守備を突かれますが、再び緩い守備をついて得点を奪ったのは鹿島でした。
15分、小笠原からいい縦パスが入るとポストプレイに下がった大迫がワンタッチでドゥトラに流します。
このパスが効きましたね。
ドゥトラはドリブルで突進、守備に入った實藤をかわすと足をひっかけられてPKを得ます。
ここは倒してくれてラッキーでしたね。
ドゥトラの切り返しもよかったですが、あそこで倒されないでいるとおそらくドゥトラはフリーでいた興梠やレナトにパスを出せずにボールを奪われていたか、何とかシュートまで行っても枠をはずしていたでしょう。
今季からキッカーに指名されている興梠が落ち着いて決めて突き放します。
ただ、プレスのルーズさは鹿島も同じなので得点後、すぐに失点してしまいます。
川崎に長い時間ボールを回されるとマークがずれて中央で中村と風間宏希がフリーになります。
ドゥトラはサイドの田中を見ていましたが、この状況ではサイドの守備はまず捨てて中央の中村を見ないといけなかったですね。
しかも、ボールを持ちあがっていた實藤への柴崎のプレスがゆるく、その後も誰もマークに付いていかなかったのでワンツーからゴールを決められてしまいました。
川崎はボールを繋ぐと後ろの選手が大胆に上がって来るので鹿島陣内に9人が入って攻めて来ており、鹿島は8人で守っていましたから人数的にも足りてなかったですね。
そこからも不安定な状態が続きサイドを崩されてクロスを入れられたり、中村の精度の高いFKを曽ケ端がセーブするなど危ない場面を作られます。
鹿島は大迫がシュートを積極的に狙って行き、さらにはスルーパスからドゥトラの折り返しを興梠とチャンスを作ります。
お互いの乱れた守備にシュートが乱れ飛ぶ前半となりますが、鹿島がリードしたままスコアは動かずに後半を迎えます。

選手交代の意図と誤算
前半は危うい場面が多かったですが、決定機自体は鹿島の方が多かったですし、同点にされずにしのげたのは大きかったです。
何しろベンチには本田という守備力アップの切り札がおり、こーめいは2点リードした時点でドゥトラに代えて投入、4-3-1-2にしてもいいくらいだと考えていました。
ハーフタイムでも選手交代はなかったですが、残り30分を過ぎたらジョルジーニョ監督が動くと予想していたので15分耐えれば勝てると思って応援していました。
さらに蒸し暑さからか川崎は後半最初からかなり運動量が減っており、アタッキングサードまでは行っても前半と違ってシュートで終われなくなっていましたね。
それが追い風となって鹿島が攻める時間が増えます。
優位に試合を進めますが、選手交代から徐々にリズムが崩れ始めます。
66分の大迫に代わってジュニーニョの投入は誰しも疑問に思ったと思います。
大迫はこの試合はあまり運動量が多くなかったものの、積極的に仕掛けてシュートを狙うなど相手の脅威となっていました。
2点目のパスなど要所でいいプレイも見えていましたからね。
しかも、新潟戦や筑波大戦を見てもいまひとつなジュニーニョを早い時間で入れる道理はなく、起用するなら残り15分くらいが妥当でしょう。
これはどう考えてもおかしいと思っていたら、エルゴラッソ情報によると大迫は全身がつるアクシデントで交代となった模様です。
あまりそんな風には見えなかったですけど、全身がつるなんてあまり聞かないですし心配ですね。
大迫がいなくなったことで前線にボールがおさまる機会が減ったものの、それでも2枚目の交代で本田を投入すれば十分勝てる試合でした。
しかし、ジョルジーニョ監督は77分にレナト、ドゥトラに代わって遠藤、増田を投入する選択をします。
こーめいは2人が準備しているのを見てそっちで来たかという想いでしたね。
前述したように川崎はサイドを起点に数的優位を作って攻めて来ていたので、オフェンシブハーフにサイドバックを見させる、そして3点目を奪うという狙いがあるなら理にかなった交代策です。
実際に鹿島はジュニーニョが入ってからも興梠やドゥトラなど追加点を奪ってもおかしくない攻撃をしていましたし、守ってはやはりサイドを起点に中央に繋がれるというシーンが目立ちましたからね。
この交代策はこーめいも考えていたのですが、気になったのは川崎の選手が疲労しているように鹿島の選手もそろそろ疲れがピークになる頃で、特にこの試合それ程調子が良さそうに見えなかった小笠原と柴崎はきついんじゃないかと思っていたことと、戦術理解力のない増田が上手く守れると思えなかったことです。
本田の投入を上策とするなら、オフェンシブハーフの2枚替えは本山、遠藤なら中策、新潟戦でも失点の主原因となった増田の投入は下策といったところです。
思った通りいきなり増田のサイドから危ないシーンを作られると、続く失点場面も右サイドからでした。
明らかにいい加減なアリバイ守備で1対1のプレスなど途中出場した選手のプレイじゃないです。
サイドで3対3の局面を作れていたのでジョルジーニョ監督の意図はそこでボールを奪って攻撃に繋げたいのですから、途中出場の選手がもっと激しくいかないとダメですね。
当然そこがルーズになると川崎はこれまでのようにサイドから中央へ進出する攻撃をして来ますから、バイタルエリアが危ないことになります。
するとやはり柴崎は疲労から大島へのプレスを怠り、岩政も風間宏矢の動きを気にして遅れましたからフリーでシュートを打たれてしまいました。
それでも無回転でもなかったですから、曽ケ端がきちんとはじいていればよかったのですが、また勝ち点を失う大きなミスをやらかしてしまいます。
これだけ大きなミスが続けば失点もして当たり前ですよね。
ただ、そこからガクッと落ちるのではなく再度リードを奪うべく鹿島はギアを上げます。
小笠原、柴崎から遠藤に縦パスが入るといい攻撃に繋がり、惜しいミドルシュートを皮切りに柴崎から西、その折り返しをジュニーニョが決めるだけの決定機をはずしてしまい、続いて遠藤のインターセプトからのカウンターのチャンスはジュニーニョ、遠藤と繋いで最後は興梠がシュートを打ちますがGKに止められてしまいます。
増田は攻守に精彩がなく10人で戦っているような状態ですし、ここのところいまひとつのプレイしかできていなかった2人が足を引っ張っていましたね。
こーめいがブログで書いたジュニーニョ、増田、ドゥトラ、そして大迫と本田の評価を見てもらえば分かるように、(大迫はアクシデントのため仕方ないですが)調子のいい後者の2人がピッチに立っておらず、評価の低い前者の3人が起用されれば勢いも逸してしまうのは当然と言えるでしょう。
それでも3点目を奪えてもおかしくなかったですし、ジョルジーニョ監督の意図も分からないわけではないですが、本田を投入していれば100%勝てていた試合だったと思います。
諦めず最後まで攻め立てたものの得点は奪えず悔し過ぎるドロー決着となってしまいました。

強くなるための道筋はあと3つ
今季は世代交代もあって勝負強さが見られずなかなか安定した結果を残せていないですが、個の戦力は確実に昨年より増して来ています。
興梠、遠藤は昨季に比べて数字でも結果を残しているのは明白ですし、大迫、柴崎の成長は試合を見ているサポーターにとっては頼もしいです。
レナトはガブリエルに比べると数段上の選手であることは一目瞭然ですし、山村、昌子、土居らも少しずつ経験を積んでいます。
そのため、強くなるための道筋は見えています。
1つは決定力のあるブラジル人ストライカーの獲得です。
今季は攻撃的な布陣で臨んでおりその分、決定機は作れていますがそれを決めることができていません。
それを期待されたジュニーニョはすでにフィニッシュで違いを出せる選手ではなくなっていますし、もともとオリヴェイラ監督がリストアップして獲得に動いていたのをジョルジーニョ監督の就任に時間がかかったためそのまま補強した形ですからね。
オリヴェイラ監督が望んで獲得したブラジル人は結局1人も活躍しなかったですが、ジョルジーニョ監督の方が若い選手の使い方やレナトの補強を見ても選手を見る目がありますから、来季しっかり補強すれば川崎戦のような歯がゆい試合も減るでしょう。
こーめいはJリーグのブラジル人FWなら仙台のウィルソンを推しますね。
前線から守備をしてくれますし、ボールも収まり、サイドに流れてチャンスメイクもできます。
さらに高さも割とありますからね。
2つ目はDFラインのテコ入れですね。
サイドバックは宮崎の復帰、ブラジル人の獲得は検討するのは当然としてキャンプでCBの選定も考え直して行った方がいいと思います。
これら2つはシーズンが終わってからの話になりますけどね。
3つ目は攻守のバランスを修正することです。
中盤には攻撃的な選手ばかりが起用されていますが、これまでも言って来たようにファーストボランチが必要です。
これまではそういう選手がいなかったので仕方なかったですが、復帰した本田を起用すればいいことですから、すぐにでも修正可能です。
柏も2列目にレアンドロ・ドミンゲス、ジョルジ・ワグネルを置いて4-2-2-2で戦っていた時は守備に難があったので、ボランチに大谷と栗澤というしっかり守れる選手を起用していた布陣が一番バランスがよかったです。
さらに2列目も柴崎か遠藤を起用してドゥトラを控えにした方がバランスはよくなるでしょうね。
今季は失点が多いイメージですが、昨季は残り9節の段階で失点は33、今季より1失点多くなっています。
終盤の9試合で7失点だったのですが、本田を起用すれば今季もそのくらいのペースで抑えられる可能性は十分ありますね。
逆に得点は現在34、昨季の同時期は44得点だったことを考えるとあれだけ決定機を作っているにも関わらずいかに決定力が足を引っ張っているかというのが顕著です。
ただ、昨季の得点は4割以上がセットプレイからだったので、尚更1つ目の決定力のあるブラジル人選手を獲得すれば強くなるのは明らかですね。
あとは曽ケ端の後釜問題やレナトの完全移籍獲得などもありますが、とりあえずこの3つを実現すれば強くなるのは間違いないですし、そう難しくはないと思います。
この試合で勝ち点2を失ったことを大きくとらえて本田を積極起用、スターティングメンバー、チームのバランスの見直しを図ってほしいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

いつも拝見しています。
川崎戦、惜しかったですね。
うまく二点リードできただけに、どうにか勝ちたい試合でした。
本田!本田!本田!と見守っていた中、増田遠藤の投入にはぐうの音も出なかったのですが、サイドのケアのためだったのですね。こーめいさんのおかげで納得できました。
ジョルジーニョは、ドゥトラを途中から使う選択はしなさそうですね。スタート遠藤(柴崎)レナト、相手の運動量落ちる後半にドゥトラというのも見てみたいので残念です。しかも消耗激しい夏場であればなおさら機能しそうなんですけどね。

これからもブログ楽しみに待ってます。
【2012/09/18 05:06】 URL | あーりん #- [ 編集]


いつも、試合の分析を楽しませてもらっています。
ジュニーニョも置土産でしたか・・・何時、コンディションが戻るかと期待していましたが、そういう問題では無いことが、ここ数試合で確認できました・・・・
改めて、遠藤は前目の位置で使ってこそ役割を果たせると思いました。
私は、遠藤は無理にタメを作ろうとしないで、臨機応変に仕掛けてシュート(シュートの確率からいえば、ドゥトラよりも上だと思っています)をもっと打ってもよいのにと思っていますが・・・これは、チームプレーとの絡みでダメなことなんですか?(こーめい師のお考えを)
増田については、生え抜きの選手なので、期待してしまいますが、こーめい師の分析を読むと残念でなりません。
それこそ、早く覚醒して欲しいです。
残りも少なくなりましたので、こーめい師の分析のように本田を使った試合を沢山見たいものです。

次回の分析も楽しみにしています。
【2012/09/18 22:46】 URL | 希望鹿 #- [ 編集]

あーりんさんへ
コメントありがとうございます。
川崎戦は非常に悔しいドローとなってしまいましたね。
ジョルジーニョ監督は基本的に攻撃的な選手の起用が好きですよね。
サイドのところで相手の攻撃を抑えられればよかったのですが、バイタルエリアまで運ばれてしまうと危ない場面をさっとケアしてくれる選手がいるのといないのでは大違いですから。
中盤の攻勢はもしかしたら横浜FM戦で少し変更があるかなと期待しています。
【2012/09/20 17:49】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

希望鹿さんへ
コメントありがとうございます。
ジュニーニョはスピードなどは衰えているのは分かっていましたけど、期待していた決定力があれでは…。
得点したいという気持ち、焦りがちょっと強すぎてそれがプレイに出ているところがあるので、もっと冷静になれば決めてくれるかもしれません。
でも、やはりあの決定機は決めてくれなくては。
遠藤もパスやシュートの正確性はそんなに高くはないですが、こーめいもドゥトラよりはずっと精度はいいと思っています。
遠藤の場合はもっと自信を持って中央のFWに近い位置でボールをもらうようにした方がいいプレイができると思います。
レナトもそうですが、4-4-2のフラットで守る形になるとサイドにポジションを取ることが多くなるので持ち味を活かしきれないですよね。
だから、こーめいは2列目の2人(少なくともどちらか1人)が相手のボランチを観る形にした方がいいと思います。
鹿島はブラジル流の4-2-2-2ですから、昨年もそうでしたが4-4-2フラットで守るにはサイドハーフタイプの選手がいた方がいいですし、クロスを多く入れて中央で合わせる戦いをした方がいいですね。
【2012/09/20 18:28】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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