鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第28節】MFがパスしてFWがゴール、そこは逆…のFC東京戦
結果
10月6日(土) 2012 J1リーグ戦 第28節
鹿島5-1FC東京(15:03/カシマ/15,118人)
[得点者]
18' ドゥトラ④(鹿島)
38' 柴崎岳①(鹿島)←西大伍③
69' 遠藤康⑥(鹿島)←レナト②
71' ドゥトラ⑤(鹿島)←大迫勇也⑦

83' 高橋秀人(F東京)
87' ドゥトラ⑥(鹿島)←興梠慎三④
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ドゥトラ、レナト、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
78分:大迫→興梠
80分:新井場→昌子
86分:レナト→本山


試合の感想
0トップシステム発動
FC東京は一時3-4-2-1の布陣を使用していましたが、ここのところは再び4-2-3-1で戦っていますね。
前節からメンバーを3人入れ替えて来たのは、1週間で3試合というタイトなスケジュールを考慮して鹿島が本田をベンチスタートしたようにコンディションが本調子でない選手の起用を控えたのかと思いましたが、FC東京は天皇杯はすでに敗退していたんですね。
そのため、選手を入れ替えたのはエジミウソンがまだコンディションが完全ではなく、椋原はケガ、前節途中からボランチにした梶山を始めから後ろで起用してゲームを作らせる狙いがあったのだと思います。
鹿島は前節から採用して攻守に手ごたえを感じた4-2-3-1の布陣、本田と遠藤の入れ替えがあって柴崎がボランチでの出場となりました。
本田がベンチスタートということで守備に不安があったのですが、この試合では前節より前からしっかりプレスをして球際も激しく行く守りが出来ていました。
攻撃についてはジョルジーニョ監督が先発起用にこだわるドゥトラをどうやってチーム戦術に組み込むかがここのところの鹿島の課題だったのですが、4-2-3-1に布陣変更したことで改善が見られて来ました。
前節もそうでしたが、4-4-2の時よりレナト、大迫と距離が近くなるためパス交換しやすくドゥトラが相手に囲まれる場面、判断に迷う場面、一人で突っ込んで行く場面が減って来ていますよね。
この試合では立ち上がりにドゥトラのドリブル、ポストプレイでのミスからボールを奪われてシュートまで持って行かれるなど相変わらずミスが目立ったものの、遠藤のミドルシュートがバーに直撃した辺りから次第に右サイドを起点に攻め出します。
小笠原、柴崎という配置だったボランチの2人も左右を入れ替えていましたね。
18分にはスローインのリスタートから右に位置を移していた柴崎が上がって行ってグラウンダーのセンタリング、権田が触ったこぼれ球に詰めたドゥトラが押し込みます。
この先制点でこーめいが思ったのは、柴崎は本当にクレバーな選手ということですね。
ただセンタリングを入れるのではなく相手からすると本当に嫌なDFラインとGKの間に速いボールを入れていましたからね。
センタリングのセオリーの1つではあるのですが、今の鹿島の選手(特に両サイドバック)はスピードに乗った状態からああいうセンタリングを入れることがないのですごく新鮮に映ります。
ああいうボールを入れれば味方に合わなくてもゴール前で何かが起こる可能性がありますからね。
もう1つは前節同様こぼれ球に詰めてゴールしたドゥトラはペナルティエリア内でフリーで前を向いてシュートを打ったら決められるんだなということです。
先制点で勢いに乗った鹿島はさらに攻勢を強め、遠藤、大迫、レナトと決定機を迎えますが決め切れません。
1トップの大迫は下がってポストプレイ、サイドに流れてボールを引き出すなど自由に動き回って起点になり、それによって空いたスペースにドゥトラが入り込む形となりました。
また、遠藤は右サイドや中央で起点になるとともに、積極的にDFラインの裏を狙っており、その動きが効いていましたね。
レナトは上手いポジショニングで周りの選手との間合いをフォローしながら隙あらばスルーパス、シュートを狙います。
これまではドゥトラ、遠藤がパスの出し手の役割を担っていて、特にドゥトラはパスを出せずにFWとの関係が悪化していたのですが、この2人がフリーランニングして、0トップの大迫とトップ下のレナトがパスを出すという役割逆転現象がバチコーンとハマっていました。
鹿島はボールの奪い方も良かったですし、前線の選手の役割分担がはっきりしたことで非常に機能性が増していましたね。
試合内容からして前半のうちに追加点が欲しい鹿島でしたが、前線で起点が出来ていたため頻繁にオーバーラップできていた両サイドバック含めてフィニッシュにかかるところで雑さが目立ち得点には至りません。
そうするとプレイの精度なら任せろとばかりにオーバーラップして来た柴崎が西からのグランダーのクロスを落ち着いてトラップ、狙いすましたシュートは左サイドに突き刺さり欲しかった追加点を奪います。
レナトからの縦パスを受けた大迫のキープによって柴崎、西が上がる時間ができましたし、何よりDFを4人引きつけましたから、当然右サイドの局面では数的優位になり、FC東京はマークに付き切れない状態になります。
守備を完全に崩しての素晴らしいリーグ戦初ゴールでした。
ただ、2得点したからと言って安心できないのが今の鹿島です。
前半に1点返されたらどうなるか分からないですが、この日の鹿島は選手全員が献身的に守備をしていました。
逆にカウンターからレナト、遠藤、大迫と繋いでゴール前に走り込んだドゥトラが決定機を迎えますが、これは権田に止められます。
それで得たCKから大迫のヘッドはゴールのサイドネットの外側、FC東京も石川のドリブルからのシュート、ルーカスのミドルシュートで反撃しますがどちらも曽ケ端がセーブ、2点リードのまま後半に突入します。

初イエローハット賞とリクシル賞
こうなって来ると後半の試合の入り方が重要となるのですが、立ち上がりはFC東京が攻め込むものの鹿島は集中してよく守れていました。
すると51分に前線のプレスから大迫がボールを奪い、GKと1対1を迎えるのですがこれは右にはずしてしまいます。
鹿島は遠藤、レナト、柴崎の3人が右サイドで起点を作ってゴール前に大迫やドゥトラが入るという形でチャンスを作っていましたが、やはり最後のところがちょっと雑ですね。
その後はカウンターから大迫がドリブルで仕掛けてミドルシュート、これは権田に止められてしまいますが、ストライカーですしこーめいはどんどん狙っていっていいと思います。
ポストプレイや守備などしっかりチームのタスクはこなしていますし、まさにマルキーニョスという感じですよね。
ゴールという結果が出るようになれば周りからパスを出せと言う声もなくなって来ますから。
57分には岩政とドゥトラの連携ミスから石川に決定機を与えてしまいますが、シュートミスで助けられます。
前を向いているドゥトラに任せるのがセオリーですが、それも心配なところがあるので岩政も足を出してしまったのかもしれません。
雑な選手同士が低い位置でからむとこういうミスが生まれてしまいますよね。
前半にケガで羽生を交代していたのですが、2点のビハインドもあってポポヴィッチ監督は57分にエジミウソン、63分にヴチチェビッチと攻撃のカードを切ってきます。
しかし、次の得点を奪ったのも鹿島でした。
69分、レナトのスルーパスを受けた遠藤は相手DFにつかれて足を止めた状態から雑なパスを出して引っかけてしまいますが、こぼれ球を体を張ってマイボールにして小笠原に預けると攻撃を作りなおし、レナトとのワンツーから右足でゴールを奪います。
やはりこれまでも言って来たようにボールホルダーを追い越す動きがあるとチャンスは作れますよね。
レナトのパスセンスと精度の高さ、前半から何度となく裏を狙っていた遠藤の動きが得点に繋がりました。
続く71分にはレナトの縦パスを受けた大迫がターン、ドリブルで仕掛けると相手DFを3人引きつけてフリーのドゥトラへ。
これをきっちり左サイドへ決めて4点目を奪います。
大迫のポストプレイの秀逸なところはボールを受けて落とすだけでなく、隙があったら前を向いて仕掛けられるところですよね。
しかも、パスはドゥトラよりもずっと上手いです。
4点差がついたということで大迫に代えて興梠、ケガの新井場に代わって昌子が入ります。
遠藤と西の崩しからいきなり興梠はビッグチャンスを迎えるも権田の好セーブに防がれてしまいます。
興梠もポストプレイはできますが、やはり大迫の役割をするには物足りないですね。
左サイドバックに入った昌子はよく周りに指示してマークがずれないように積極的にプレイしていましたが、慣れないポジションだけあって位置取りが悪かったです。
人数は揃っていたのですが、真ん中を気にし過ぎてサイドの選手をフリーにし過ぎて結果、CKを与えてしまいます。
そのCKから高橋に決められてしまうのですが、マークについていた昌子はセオリー通りに相手とゴールの間にポジションニングしていましたし、高橋のシュートが上手かったとしかいいようがないです。
それよりも問題なのは最初にシュートを放ったエジミウソンについていた西ですね。
振り切られて間合いを取られたのですが、その後体を寄せて前を向かせないようにしなければいけなのですが全体的に守備が軽いです。
前節のレアンドロの2得点もそうですが、どうして能力の高い外国人選手に守備の軽い西がつくことになっているのか不思議ですね。
この試合ではここのところミスの多かったGKとDFラインは集中力を高く保って守れていたので残念な失点でした。
しかし、ドゥトラの遠目からのスーパーゴールが飛び出し、ハットトリックでトドメを刺すと青木の2つのビッグチャンスなど最後まで攻めの意識を持ちつつ、しっかり守って内容も充実したおもしろいサッカーで久しぶりの勝ち点3をゲットしました。
3得点の活躍をしたドゥトラはついにでたイエローハット賞ということで、リクシル賞は攻守に奮闘した大迫が選ばれましたね。

シャドーストライカー・ドゥトラ
この試合で懸念材料だったドゥトラの使い方に目処が立ちました。
ドゥトラの特徴は、視野が狭く判断力が乏しい、足元の技術がなくミスが多い、パス・シュートの精度が低い、シュートを打つのが好き、運動量は多いということです。
それがこれまで鹿島のサッカー、周りの選手とマッチしていなかったのですが、この試合ではプレイスタイルがガラっと変わっていました。
視野が狭く判断力が乏しい→4-2-3-1にして近くに選手を置けばいい
足元の技術がなくミスが多い→ボールに触らせる回数を減らせばいい
パス・シュートの精度が低い→ペナルティエリア内でフリーで前を向かせればいい
シュートを打つのが好き→パスを出さずに放っておけば中央に入って来てくれる
運動量は多い→攻撃時はしこたまフリーランニングしてくれる

その結果、出た答えがシャドーストライカーという役割です。
これはこーめいも目から鱗の180°のスタイル転換ですね。
FC東京で言えば羽生、日本代表で言えば岡崎のようなプレイスタイルですからね。
ドゥトラと言えば最大の特徴はあのごりごり行くドリブルで、どうしてもそれをどう生かすかを考えてしまうのですが、もはやそんなものはオマケでしかありません。
キープ力とパスのある大迫、レナト、遠藤が起点になってドゥトラの攻撃したい、シュートを打ちたいという気持ち、運動量が多いという特徴を生かしてゴール前に入らせます。
実際にこの試合でもよく見返してみると、ドゥトラはやはりパスミスが多く大迫からいいパスが出て来ることはあってもその逆はなく、くさびのボールを受ける場面でもトラップミスが多かったです。
また、サイドに開いてボールをもらおうとしていた時もありましたが、パスをしてもらえず、攻撃の組み立てにはほとんど参加していませんでした。
鹿島の攻撃のリズムが良くなったのはドゥトラがボールを触らなくなってからなんですよね。
結果、運動量とフリーランニングを生かしたシャドーストライカーとして覚醒したということです。
最後の3点目のゴールはそうそう決まるようなものでもないですし、ペナルティエリア内でフリーで前を向く状況を作るのも実際はそんなに簡単ではないのですが、この新布陣はドゥトラの新たな可能性を引き出しましたね。
技術が低いためMFとしては致命的にパスが出せず、相手DFの厳しいマークにさらされるFWとしてはボールがおさまらない、そんなドゥトラにとってシャドーストライカーは青天の霹靂と言っていいくらいの新境地です。
周りの選手が起点になって攻撃を作れば今後もドゥトラは活躍してくれそうです。

雑さを洗練すればさらに強く
札幌戦に大勝したときに「2度目の大勝は覚醒か、気のせいか…の札幌戦」というタイトルで記事を書いて気のせいだと思っていましたが、今回の大勝は覚醒の予感がします。
ようやく選手それぞれの役割がはっきりしてそれがいいバランスでハマった感じですね。
ただ、とりあえずドゥトラはこのシステムでないと機能しないでしょうし、このシステムは大迫がいないと機能しないでしょう。
しかし、今季はこの戦い方で行けばいいと思いますし、守備的に行きたい時はドゥトラのところに柴崎を置いてボランチに本田を入れるオプションもあると思います。
あとはDFラインを低くしてゴール前を固める守備的なクラブ相手に同じように戦えるかですが、この試合でやっていたようにポストプレイ、フリーラン、裏を狙う動きなどそれぞれが自分の役割をしっかりやれば崩せると思います。
守備に関してはDFラインの集中力も高かったですが、ミスした後の試合だからではなくこのレベルの集中力をずっと続けていく必要がありますね。
そして、一番気になったのはプレイの雑さです。
大迫はポストプレイやパスの精度は高いですがシュートが雑、遠藤はパスが雑、ドゥトラはペナルティエリア内で前を向いてフリーでのプレイ以外は全体的に雑、柴崎は全体的に精度が高いですが疲労が蓄積すると雑に、小笠原はコンディション次第では雑な時があり、両サイドバックは攻守に雑で、守備は本田以外の選手は基本的に雑なことが多いです。
セットプレイもここのところ気になっていましたが、ターゲットがいないのもあるものの攻撃ではあまり可能性を感じず、守備ではほとんどシュートを打たれていましたからね。
これらの雑な部分を洗練させることができれば一気に強くなると思います。

天皇杯・鳥取戦
水曜日は天皇杯3回戦、ガイナーレ鳥取戦です。
鳥取の試合は昨季はけっこう観ていたのですが、今季は観ていないのでよく知りません。
トーナメント戦ですから筑波大戦同様にメンバーは割とガチで行くのでしょうね。
先のことを考えてGKは佐藤を使ってほしいです。
FC東京戦は接戦になれば後半に本田を起用していたでしょうが、本田の温存はこの鳥取戦とナビスコ杯の柏戦を見据えてのことではないかと思います。
まだコンディションも完全ではないようですからね。
とは言え、一発勝負ですから鳥取戦は本田先発で行くのだろうと思いますが、あとのメンバーは分からないのでどういう起用になるのかそれも楽しみにしておきます。
このFC東京戦の勝利が気のせいではないと確信できる試合を見せてもらいたいですね。

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