鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第6節】神様チームとピッコロチームの明暗…の大分戦
結果
4月13日(土) 2013 J1リーグ戦 第6節
大分2-3鹿島(14:04/大銀ド/10,571人)
[得点者]
25' 高松大樹(大分)
36' 柴崎岳(鹿島)←ダヴィ③
57' 野沢拓也①(鹿島)

68' 森島康仁(大分)
90' 大迫勇也③(鹿島)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、本山
MF:ジュニーニョ、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
72分:本山→大迫
79分:ジュニーニョ→前野
90分:野沢→遠藤


試合の感想
グダグダアントラーズ
大分はダブルボランチで来るのかとも思いましたが、宮沢をアンカー、ロドリゴ・マンシャをシャドーに置くいつもの3-1-4-2でした。
2トップには森島と高松のツインタワーが並びましたね。
鹿島はなんと開幕戦からの機能しなかったメンバー、大迫はベンチスタートでそこには引き続き本山が入る布陣でした。
平均年齢は30,36歳で鹿島関係者からもオジサンズイレブンと言われていたそうですが、予想通りに運動量は少なく、グダグダアントラーズという呼び方がふさわしいサッカーとなります。
この試合も立ち上がりから押し込まれるのですが、この日はこれまでと違って10分経過してからも攻められっぱなし。
そもそも何度も言っているようにこのメンバーでは攻撃が機能しません。
この組み合わせだとまず前線に起点ができないですから。
一応ジュニーニョが起点になるのですが、狭いスペースでボールを持ってタメを作れる選手ではないですしサイドチェンジの意識も希薄です。
さらに後ろが中田なのでオーバーラップがなく攻撃に厚みができません。
本山もトップに入っているのでボールに触る回数が少なく、2列目に入っている時のように起点になれません。
右サイドは野沢がボールをキープできないので西は攻撃参加できず。
守備に期待できない西から攻撃参加を取ったら何も残りません。
25分にはこのメンバーの弱点がいくつも露呈して失点してしまいます。
前線に起点ができないので奪ったボールをとりあえずダヴィに放り込むのですが、小笠原のフィードは相手に跳ね返され、上がっていた中田、小笠原の裏を一気に突かれます。
青木がカバーには来ますがクロスを入れられてファーサイドの高松が胸トラップからシュート。
中央は高松1人に対して岩政と西がいたので本当は守れないとおかしいんですよね。
しかし、西のポジショニングの悪さとマーキングの下手さで先制点を献上してしまう形となりました。
高さで競り負けるならまだしもあんなに簡単にトラップされたらダメですね。
起点が作れない、マークができないという鹿島の弱点からの失点でした。
逆に鹿島は攻撃の目すら見いだせません。
闘えているのはダヴィと柴崎だけだなと思いながら観ていたらこの2人がやってくれます。
スローインからダヴィが大分DFを2人相手にしながらキープして柴崎にパスを出します。
野沢の裏を狙う動きにつられた安川の隙を見逃さずにミドルシュート。
ゴール左隅に決めて同点に追い付きます。
この後もグダグダなサッカーが続きますが、鹿島にとっては同点でハーフタイムを迎えられたのは非常にラッキーでした。

今季最悪の鹿島と最高の大分
ハーフタイムでセレーゾ監督にかなり喝を入れられたのか、後半は鹿島の攻撃意識が上がります。
観ていてサイドチェンジが多くなったなと思ったのですが、やはりセレーゾ監督から指示が出ていたようですね。
大分の3-1-4-2の布陣は中央に選手の集まっている布陣ですから、サイドで起点を作ると前からプレッシャーをかける場合、そこに選手が片寄って逆サイドがかなり空きます。
引いて守る時は5-3-2なので、3ボランチがボールサイドに寄るとこれまた逆サイドにスペースができます。
そのため非常にサイドチェンジに弱いんですよね。
3ボランチで守るとピッチの横幅をカバーしきれないのは、昨季完敗した9節の清水戦で鹿島も経験しています。
あの試合では中盤ダイヤモンド、つまり3ボランチでDFラインの前を守っていたのですが、サイドバックを起点にした清水のサイドチェンジ攻勢に鹿島の選手は振り回されてなすすべもありませんでした。
おもしろいのが今季の清水がリーグ序盤に3ボランチで戦って同じやられ方をしていたってことですね。
少し話がそれましたが、要はサイドチェンジすることで大分の3ボランチが左右にシフト、当然逆サイドのスペースも使えますが、守備をシフトする間に選手間の距離も開くので中央にも攻め込めるスペースができます。
そこを突いてジュニーニョがドリブルで仕掛けてってところですが、攻撃の連動性が低いのでなかなか流れの中からは得点の気配を感じることはできません。
それでもジュニーニョがファウルをもらって、野沢が直接FKを決めて逆転。
サポーターにハートマークのパフォーマンスをしていましたが、そんなアピールよりもっとピッチでの気の抜けたプレイを減らしてハートのこもったプレイを見せて欲しいですね。
ここからも鹿島の悪いところが次々と出ます。
運動量が減って再び大分に押し込まれる時間が多くなります。
このままだとやられそうな流れでしたし、せっかくリードできたのだからその時点で大迫や遠藤、前野、本田などカードを切ればもっと有利に試合を運べたのですが相変わらず試合の流れを読めず。
68分には思った通り、失点して追いつかれてしまいます。
ゴール前は4対3の状況を作れていたのですが、青木があっさり森島をフリーにしてしまって決められてしまいましたね。
これでセレーゾ監督は慌てて大迫を投入します。
大分の運動量が落ちたこともあってダヴィ、ジュニーニョのシュートとようやくチャンスらしいチャンスを作りますが、大迫が入ってもやはり2列目で起点が作れないのであまりいい形はできません。
79分にジュニーニョに代えて前野を投入、なんとサイドハーフで起用します。
これは完全に引き分けでOKという守備の事を考えたヘタレな選手交代ですね。
サイドを起点に攻める大分に対して、中田を残して前野をサイドハーフで起用して守りをしっかりしようという狙いです。
そのため、攻撃では前野がボールを持っても中田が追い越さないのでいい形が生まれない状況は変わりません。
それどころか前半同様にクリアしたボールを全部拾われ始めてしまったので、次第に大迫のところまでボールを運べなくなります。
このまま引き分けかという雰囲気だったのですが、終了間際にダヴィが体を張ってファウルをもらいます。
そのFKを入ったばかりの遠藤がゴール前に入れ、こぼれ球を大迫が押し込みました。
大迫がかぶった上に岩政が潰れる形となったので、大分の選手も体に当てるのが精一杯、クリアできなかったですね。
それにしても大迫の反応は早かったですし、深谷とGKの股を抜けてゴールしているあたり、持っている選手になったなという勝ち越し弾でした。
この後は遠藤が入ったことでボールキープ力が上昇、大迫とともにさすがの起点力を見せて時間を使い切りました。
この鹿島戦、大分は今季最高の試合と言われているようですが、それもそのはず。
何とか勝利したものの鹿島は今季最悪の試合、ベテランの先発起用を半分にしていたらもっといい試合をして楽に勝てていたでしょうね。
組織では完敗、選手の個の能力の高さで何とか勝ち点3を拾った試合となりました。

セレーゾ監督、3つの誤算
1つ目は、前線からのプレスができなかったこと。
セレーゾ監督は前半からしきりに前からプレスに行くように指示していましたが、どうしてもサイドで起点を作られていましたね。
大分の3-1-4-2に対しては、これまで通り本山が下がってボランチの宮沢を観て、ダヴィと両サイドハーフで3バックにプレスをかけることになります。
それに連動して両サイドバックがWBに、中央は2トップ2シャドーに対して2CBとダブルボランチで対応することになります。
つまり、基本的には全体でマンツーマンの形で守ることが多くなるってことですね。
大分とは個の能力の差があるのでそれはいいのですが、ジュニーニョと野沢のプレスが曖昧なのでバックラインからサイドには簡単にビルドアップされていました。
そして、機動力の低い中田が下がってボールをもらうWBに付き切れないのでそこを起点にされていましたね。
さらに中央はマンマークのため、2トップがサイドバックの裏に流れると鹿島のCBが付いていくことになり中央が薄くなります。
そのため、流れた2トップにボールを入れてそこで起点を作られて攻めるという形が大分は機能していました。
20分にロドリゴ・マンシャが決定機を迎えてヘッドでシュートを放ったシーンも、左サイドに流れた高松にロングボールを送っての落としからでしたね。
連戦の疲労感も当然ありますが、それ以上に機動力の低い(=守備範囲の狭い)ベテラン選手を多く起用したことで前へのプレッシャーを強められませんでした。
試合を観ていればベテラン組の疲労、運動量のなさは一目瞭然だと思うのですが、訳のわからない采配でしたね。
2つ目は、前線で起点ができずにまったく攻撃できなかったこと。
遠藤>大迫>ダヴィ>本山>ジュニーニョ
今の鹿島の起点順は上記のようになります。
もっともボールを受けて数的不利の局面を打開してパスを繋ぐ、ドリブルでボールを運ぶことができているのは遠藤、もちろん大迫もボールを収めて展開する能力は高いですが、トップに入っている分遠藤よりボールを受ける回数が落ちます。
大迫がベンチ状態の時はボールを受ける回数の多いダヴィですが、体を張って頑張っているもののボールをキープする能力、そこから周りを使う能力は落ちます。
本山は2列目に入れば起点になる能力はトップクラスですが、FWで起用しているのでボールを受ける回数が少なくDFを背負いながらプレイで持ち味を生かしきれていません。
ジュニーニョは途中出場や4-1-2-3の布陣だった仙台戦のようにスペースが与えられれば起点になれるという感じですね。
そして、中村はフィットすれば十分起点力で上位になれるポテンシャルを持っています。
この試合では遠藤と大迫が出ておらず、WBが下がって守備をすればサイドのスペースを消されるのでジュニーニョも持ち味を発揮できず。
起点が作れないのは当然な上に、クリアした後のボールを繋いてキープしてくれる選手がいないのでこぼれ球も拾えずに二次攻撃も喰らいまくっていました。
今の鹿島は遠藤が出ていないとこんな感じになるという分かりやすい試合でした。
試合を観ていればこのメンバーだと起点が作れないというのは一目瞭然なのですが、訳の分からない采配でしたね。
3つ目は、守りきれるチームではないこと。
これも以前に書きましたが、今の鹿島のDFラインは守って守りきれるメンバーではありません。
なぜなら青木と西のセンタリングに対するポジショニングとマーキングがめちゃくちゃな上に競り合いが下手だからです。
この試合の2失点も2人の責任が大きいですが、昨年からこの2人が原因で失点している場面は非常に多いです。
中央を相手より数的優位で守っている状況でやられているようでは、どんな守り方をしても守れません。
大分の選手が後ろから飛び込んで来たわけでもなく、単純に数的優位で守っていてマークはきちんとできているのにFWの動き出し1つで簡単にはずされて失点してしまっているわけです。
つまり、現在の鹿島は4バックで例えば相手の3トップをマークしている状態だと4対3の状況を作れているように見えますが、青木と西が素人守備で簡単にマークをはずされてしまうので実際は2対3のかなり危険な状況になってしまっているということです。
これはもう人を入れ替えるしかないですね。
セレーゾ監督は大分がサイドを起点にして攻めて来るのは分かっていて、それでやられたのは問題と言っていましたが、だったらDFラインは前野や昌子をサイドバックに入れ、中田を本職のCBにするなどしないといけないです。
鹿島が起点を作れてもっと攻められれば守る時間が減るのですが、この試合ではそれもできるメンバーではなかったので攻められ続けました。
そうしたら鹿島の守備の明確な穴が出てしまうのも仕方ないです。
昨年の試合のビデオと今年の失点シーンを観ていたらこのメンバーでは守りきれないのは一目瞭然なのですが、訳の分からない采配でしたね。
セレーゾ監督はもっと前から守備をして自分たちがボールを持って攻める時間を長くしたかったのでしょうが、いずれも狙いは的外れに終わって守れない鹿島の穴が出てしまったという采配がはずれまくった試合でした。

ピッコロチームと神様チームの融合
ドラゴンボールではナメック星人の神様とピッコロが融合することで飛躍的に戦闘力が上がるのですが、この試合の先発メンバー(闘えているダヴィと柴崎を除く)を神様チームとするなら遠藤や前野、本田、大迫、昌子、梅鉢らはピッコロチームになります。
この試合を観てはっきりしたように、今の神様チームは昇格組の大分と同程度の力しかありません。
そこに大迫、前野、遠藤と選手交代で入れて融合したので何とか大分を上回ることはできましたが、神様ベースで融合してしまっては、チーム力はそれ程上がらないです。
鹿島に必要なのは若くて力のあるピッコロをベースに神様を融合することなのですが、セレーゾ監督が逆のことをやっているのでこれからが心配になって来ますね。
前回、潮目はいい方向に向かっていると書きましたがこの試合を観るとセレーゾ監督の謎采配でそれをぶった斬られる不安が出て来ました。
しかし、鹿島にとって追い風になるかもしれないのがナビスコ杯名古屋戦の小笠原と遠藤の出場停止です。
1週間空いて甲府、名古屋、新潟の3連戦になるので名古屋戦出場停止の遠藤は甲府、新潟戦に先発起用される可能性は高くなります。
また、小笠原の代わりに名古屋戦は本田が出て来るのは確実でしょうね。
大迫も先発に復帰するでしょうから本山が2列目で起用されることも考えられ、その結果チームのバランスは良くなりそうな予感はします。
そこでいい試合をして何とかピッコロベースの融合への方向に進んでくれればと思います。
この試合のメンバー(何しろフィールドプレイヤーの4割の選手が本職のポジションでプレイしていない)だと機能性が低いですし、勝ち続けていくチームは作れないでしょう。
次の甲府戦はホームでの戦いなので、もっと積極的な采配を見せて欲しいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

毎試合、スタメン発表の時点でがっくり来ることが多いですね。

セレーゾ監督の時点で分かりきってたことではありますが、
少しは成長したのかと思いましたが、変わってませんでしたね。

小笠原を90分フル出場させなきゃいけない縛りでもあるのかと疑いたくなります。
小笠原に限らず他のベテランも、休みを適度にいれていけば、ある程度は安定したパフォーマンスを発揮できると思うんですけどね。
【2013/04/16 22:23】 URL | どら #- [ 編集]


確か、試合直後の監督インタビューで「選手にはいくとこまでいってもらう」ようなコメントをしていたように思うますが、ふとアノ監督を思い出しました。
大迫にしても、遠藤にしても、スターティングメンバーで使わなかった若い選手が決勝点を決めたのが、ある意味“痛快な”試合でした。

フロントも監督も全く懲りない方々です。(ヒヤヒヤ、ドキドキを覚悟して応援します)

今期もピリッとスパイスの効いた分析を楽しく読ませていただきます。
【2013/04/17 19:48】 URL | 希望鹿 #- [ 編集]

どらさんへ
コメントありがとうございます。
メンバー固定、選手交替の遅さは古いブラジル人監督にはついて回る不安ですよね。
ベテランも休ませながらの方がこーめいも絶対いいパフォーマンスすると思いますよ。
選手のコンディションを注視して、攻撃の組み合わせをもっと考えてメンバーを選んで欲しいですけど、時間がかかりそうなので右往左往しながらでも最適解に辿りついてくれればと思います。
【2013/04/18 21:35】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

希望鹿さんへ
コメントありがとうございます。
もっと流れを読んだ早めの選手交替してほしいですね。
選手交替が早い監督の方が絶対優秀だとこーめいは断言できますよ。
でも、試合を観るとやはり守備戦術はしっかりしているので攻撃は選手の個の力と連携向上に期待して、たまたまでもいいので、いい組み合わせが見つかってそこに落ち着いてくれることを願ってます。
【2013/04/18 21:39】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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