鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
06 | 2017/07 | 08
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

【J1第19節】ようやくスタートラインに立てた…の大宮戦
結果
8月3日(土) 2013 J1リーグ戦 第19節
鹿島1-0大宮(18:34/カシマ/14,925人)
[得点者]
50' 遠藤康③(鹿島)←小笠原満男④
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:中村、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
58分:土居→赤崎
81分:中村→梅鉢
87分:遠藤→岩政


試合の感想
攻撃は最大の防御
大宮は4-4-2の布陣、ノヴァコビッチは引き続き負傷欠場ですがズラタンが先発に復帰。
ボランチのポジションには青木が戻ったものの、入れ替わりで金澤が出場停止となって前節に続いて上田が入りました。
鹿島は前節負傷したダヴィ、本山に加えてジュニーニョも体調不良で欠場。
サンパウロ戦を睨んでか野沢、中田もベンチスタート。
大迫、中村、土居、遠藤の前線に左サイドバックには前野も入って技術とキープ力に加えて若さのあるメンバーが先発となります。
フォーメーションも困った時の4-2-3-1。
これによって選手間の距離、前線の起点という今季ずっと抱えている問題がクリアになり、立ち上がりから鹿島の選手が躍動します。
しっかりとした技術でパスを繋ぎ、前の選手は確実にボールをキープしてくれるので、この試合ではダブルボランチも積極的に高い位置を取れました。
よく攻撃的なボランチやサイドバックが上がらないと調子が悪い、積極性がないと言う解説者がいますが、そもそも後ろの選手は前の選手がボールをキープしてくれないと上がれないですからね。
今の鹿島は前節名古屋戦の40%先発が基本となっていて、ダヴィ、ジュニーニョ、野沢ではボールをキープできないので後ろの選手は上がれません。
あれだけ簡単にボールロストすると、ボランチやサイドバックはもう攻撃参加よりもボールを奪われた後のことを考えてプレイするようになりますから。
体力は無限にあるわけではないですから、上がってもボールを奪われてすぐ戻るハメになるなら最初から上がらない方がいいという意識で固まってしまうんですよね。
この試合ではその心配がなかったのでボランチに加えてDFラインの押し上げもよく、布陣をコンパクトに保てていました。
これがこぼれ球を鹿島が圧倒的に拾えていた要因ですね。
そして、最初のチャンスは鹿島。
左サイドの中村と前野でボールを持つ間に柴崎が上がって来てスルーパス。
2列目からトップの位置に入った遠藤が後ろ向きで受けてから素早く反転、左足シュートを放ちます。
威力はあったもののGKの正面に飛んだため防がれてしまいますが、今までなかった流動性のある攻撃を立ち上がりから繰り出します。
さらに大迫と柴崎のパス交換から遠藤がDFの裏に走ってチャンスになりますが、これはオフサイド。
21分にも大迫のパスから遠藤という場面でオフサイドとなるのですが、大宮は簡単にDFラインを下げずに高く保とうとするのでオフサイドにかける回数は非常に多いですね。
ただ、21分のシーンは完全に誤審。
右サイドバックの今井が残っていたのでオンサイドでしたけどね。
もう1つ大宮の守備の特徴はサイドに強いということです。
サイドハーフ、サイドバック、ボランチの3人でしっかりプレスをかけて、さらにもう1人のボランチも割とボールサイドに寄って来るので、基本的に遠藤のサイドから攻撃を作る鹿島はなかなかここを打破できずにいました。
立ち上がりから土居のポジショニングが悪くボールと反対サイドにいることが多かったので遠藤が孤立気味。
また、ボールを持っていても中央が空いているのにどうしても遠藤の方に預けてしまうので最初は大宮のサイドの守備の網に引っ掛かる事が多くなっていましたね。
ただ、サイドの遠藤や中村もそんなに簡単にボールは取られないですし、プレイしていくうちに前線のポジションチェンジ、土居やボランチがサイドのフォローに行って距離間を縮めることでパスを繋ぎ、そこからスペースのある中央や逆サイドを上手く使えるようになっていました。
24分には中村の縦パスを土居が左サイドで受けてドリブルで仕掛けセンタリング。
ファーサイドの遠藤がヘディングで折り返すと大迫が落としたボールに最後は小笠原のミドルシュートと好機を作ります。
この試合ではマイナスのパスをボランチがシュートという場面はけっこうあったのですが、鹿島でこういう分厚い攻めを観るのは非常に久しぶりな感じがしますね。
前述したように大宮の守備はサイドに寄って中央にスペースができていたのでボランチは比較的プレイがしやすかった上に、守備側はどうしてもより高い位置で起点になる選手が怖いのでそちらを優先的にケアしなければいけません。
これだけ前線の選手にキープ力があって前を向いてボールを持たれると大宮はボランチまで気が回らなくなりますからね。
これが久しぶりに、そして小笠原が今季一番とも言えるいいプレイをできていた理由です。
攻めていても得点が取れなかったのはやはりこのメンバーで試合をほとんどしていないので意思疎通がまだできていないからです。
相手の守備がきつくなるアタッキングサードではより速いプレイを求められますから、意思疎通ができているかは重要になって来ます。
こればかりはこういった緊迫した試合を多く経験して上げていくしかないですね。
しかし、ずっと試合をやっていても合わない選手もいるわけで、よく観られる小笠原と西が合わずにボールがタッチラインを割るというミスがこの試合でも出てしまいます。
こういう凡ミスが流れを変えることは往々にしてあるのですが、合っている2人がチャンスを作ります。
大宮のスローインから遠藤がボールを奪うと大迫へ。
ドリブルで高橋をかわすと狙って行くかと思ったのですが、中央へ折り返し。
土居はフリーだったのですが、蹴る瞬間にバウンドがイレギュラーしてしまったので前半、最大のチャンスをものにできず。
あのタイミングでイレギュラーが起こると一流選手でもはずすことはままあるのですが、やはり観ている方としては決めて欲しかったですね。
大迫は高橋の前に体を完全に入れることができたと思うのですが、それをしていたらDFはもうファウルしかできなくなるのでもっと余裕を持ってシュート、パスどちらも狙えたと思うんですけどね。
攻勢を続ける鹿島は前野がドリブルで切り込んでミドル、遠藤の右サイドからのクロスに中村の飛び込み、ロスタイムには柴崎の切り込みから中村がGKのタイミングを上手くはずすミドルを打つなどいい形を作り続けていました。
再三これまで書いて来ましたが、今の鹿島は守れるチームではないのでポゼッション率を上げて攻撃することで守備をする時間を減らすのが最大のディフェンスとなります。
シュート本数9:2が物語るように攻めることで大宮には何もさせず、安定した試合運びができましたね。
得点こそできなかったですが、攻撃は最大の防御を体現できた前半となりました。

大きな勝ち点3と新しい1歩
後半に入っても鹿島が攻勢を仕掛けます。
土居がドリブルで仕掛けてミドルシュート、惜しくも左に外れてしまいましたが一連のプレイにはセンスを感じますね。
そして50分に待ちに待った先制点が生まれます。
攻撃の起点は山村でしたね。
相手のフィードをダイレクトで柴崎にフィード返し、そこから土居、小笠原と絡んで一度左に展開。
前野と中村の意思疎通が合わなくて一度ボールを奪われるのですが、大宮のクリアをすぐに前野が拾います。
そこから中村がドリブルで仕掛けてクリアされるのですが、このボールも山村がヘッドで遠藤に渡します。
やはり山村は常に前にパスコースが観えているのでいいですね。
これ、岩政や青木、中田なら下がりながらボールを受けて横にトラップ、そこから横パスかバックパスという流れに絶対なりますから。
そして、右サイドで遠藤と土居のワンツーから小笠原を経由して再び逆サイドへ。
ここもそうですが、前半途中から土居のポジショニングが良くなって良い距離間を保てていましたね。
さらに左から大迫が仕掛けて中央へグラウンダーのパス、土居がそれを落とすと小笠原が右サイドの遠藤へ。
これだけ右に左に振られると大宮もマークに付き切れず、絶対にどこかが空きます。
遠藤は本当は前に落としたかったと思いますが、パスの強さからトラップがマイナスになります。
しかし、ちょうど左足で打ちやすいところに来て非常に力の抜けたいい振りで逆サイドのネットに突き刺しました。
遠藤はシュートの時に力が入り過ぎることが多いのですが、この角度からはいいシュートをよく打っていましたね。
バーやポストに当たることが多かったですが、ようやく入ったというビューティフルゴールでした。
前半からしていた良いサッカーが得点に結実した鹿島はさらに攻めます。
大迫、土居、中村のパス交換から中村が上手く反転して抜けようとしたところをファウルで止められていい位置でのフリーキック。
野沢のFKも精度が高くていいですが、小笠原、遠藤、柴崎、さらに(この場面ではキッカーからはずれていましたが)前野と左右で蹴れる選手がいるとGKは的を絞れないですよね。
柴崎が蹴ったシュートは巻き切れずに右にはずれますが、シュートの時にフェイントを入れてもっと右と左、どちらの選手が蹴るか分からないようにしてGKの逆を取れれば枠に行くだけで決まるっていうFKにできますよ。
土居が足を攣って交代、野沢に代えて来るかと思ったのですが、何とセレーゾ監督は赤崎を投入するという攻めの采配。
赤崎は技術がそれ程高いと感じませんでしたが、非常に頭のいい選手ですね。
周りとの連携はまだまだということで自分にできることをとにかくやろうという意志が観えました。
よく前線、サイドと積極的にファーストディフェンスに行ってくれていました。
残念ながらこの時間帯から鹿島の選手も疲れて来てボールをキープできなくなって来て押し込まれる時間帯が増えていたので、なかなかいい形で攻撃できなかったですが、最後にはシュートも打ちましたからね。
自分の攻撃の特徴を少しでも出すという意味もあったでしょうし、下手にキープするよりはシュートで終わって攻撃をやり切ってしまった方がいいという判断もあったと思います。
前線からあれだけ守備ができるのは実に鹿島向きの選手と言え、これからが楽しみですね。
試合終盤は攻められる時間が増えますが、大宮の拙い攻撃に助けられてセレーゾ監督の選手交代も間に合います。
梅鉢、岩政と入れて守備強化、最後はまた山村をアンカーにするというこれまでバランスを崩して何度も失敗したシステムをとって危ない場面もありましたが、やっぱり大宮の攻撃に迫力がなかったですね。
あとはこれまで勝っている試合の終盤でもガンガン縦パスを入れていた山村と前野もセイフティーなプレイを心がけていたのが良かったです。
この辺りはやはり試合に出場してその中で学んでいくしかないですからね。
逃げ切っての久しぶりの完封勝利、大きな勝ち点3を得るとともにようやくスタートラインに立てたと感じる試合でした。

課せられる3つの向上点
○監督力
・先発メンバーの選択
今の鹿島は監督力の無さが確実にチームの足を引っ張っていますが、この試合でそれが誰の目にも明らかになりましたね。
サッカーの知識がある人はこれまでも前節名古屋戦を始めとする40%先発メンバーの機能性・将来性のなさを嘆いていましたが、この大宮戦で新たにこれまでのベテラン主体の先発メンバーは何だったのかと思った方も多いでしょう。
それはセレーゾ監督が鹿島の抱える問題点を理解できていなかったから起こった無駄な時間です。
そして、今回先発を入れ替えたことでセレーゾ監督が選手間の距離と前線の選手の組み合わせ、この2つの問題点を理解して修正したというわけではありません。
ダヴィ、本山、ジュニーニョが出場できずに、タイトルのかかったサンパウロ戦を控えて野沢や中田をベンチにしたから生まれた先発メンバーでした。
要するに今季の鹿島はケガ人や出場停止があった方がいい試合をしているように偶然から生まれただけで、いわばセレーゾ監督からしたら苦肉の策であったわけですね。
それは試合前の「綺麗なサッカーはしなくていいから泥臭く戦え」というコメントにも出ています。
蓋を開けてみれば小気味よくパスを繋ぎ、年一とも言える鹿島らしいサッカーを展開。
さらには泥臭いどころか綺麗に相手の守備を崩してチャンスを作り、得点したわけですから。
セレーゾ監督は、調子が落ちているとは言え2位の大宮相手にここまで圧倒した試合ができるとはまったく思ってなかったでしょう。
試合後のインタビューを観ても惨敗した名古屋戦は笑顔もあったのに対して、若い選手が出場して快勝した試合の後とは思えないものでした。
勝って兜の緒を締めるという気持ちがあったと考えても、あまりにも暗く終始まるでお通夜みたいな表情をしていましたからね。
頭の中はたくさんの?マーク、「どうしてこうなった?」という想いでいっぱいだったと思います。
どうして名古屋戦のメンバーが機能せず、この試合の若いメンバーが機能したかを監督が理解できないとこれからも足を引っ張ることになるでしょうね。
・選手交代のタイミング
リードしていて押し込まれる終盤はハイボールを跳ね返せる岩政を入れるべきとこーめいが言ったようにこの試合、梅鉢、岩政と交代で入れる選手の選択は良かったです。
しかし、相変わらず交代のタイミングは遅すぎですね。
鹿島は61分の西のシュート以降、ロスタイムの赤崎までシュートが打てない時間帯が続いたのですが、70分頃にはさすがに疲れてクリアしても押し上げられない状態となっていました。
このタイミングで選手交代できないようではこれからも選手交代の遅さで足を引っ張ることになるでしょうね。
大宮の選手のプレイ精度が低かったので失点せずにすみましたが、攻撃精度の高いチーム相手ならまた終盤に追いつかれるところでしたよ。
試合の流れを観る目を高めてほしいのですが、こちらの「選手交代」に関するインタビューで分かるようにセレーゾ監督はやはり長くチームを率いたこと経験が鹿島くらいなので臨機応変さ、選手交代の多様さに欠けます。
選手の修正力に期待ということですが、要するに選手に丸投げ。
そもそも前節惨敗した名古屋戦に象徴されるようにベテランメンバーで固めて機能し続けてないチームが試合中どころか、この半年間まったく修正できてないわけですから、言っていることにまったく説得力を感じないですね。
それはどうしてかというと理由は3つ。
選手にはプレイスタイルがあり、それを上手く組み合わせて適材適所に活かさないといけないからです。
そこが間違っていると、試合中に選手だけで修正することはできません。
野沢やジュニーニョがどれだけアドリブを利かせても本山や遠藤のようなプレイは絶対にできないですから。
ドラマでも温水洋一が木村拓哉の役をできないのと同じで、どれだけ上手い俳優がどれだけ上手くアドリブを入れてやったとしてもどうなるものではありません。
スタイルが違うわけですから、そこはもう根本的に配役が間違っているということですね。
2つ目の理由はチームのベースができていないからです。
どういうサッカーをする、そのベースがないのに選手が修正できるはずありません。
それは監督がやるべき仕事であるチームコンセプトとサッカースタイルの構築を選手に丸投げしているのと同じです。
最後は、そもそも疲れて走れなくなっている選手に修正力を求めても意味がないってことです。
強いチーム、熟成期にあるチームではセレーゾ監督のやり方でも対応できますが、今の鹿島のように新しくチームを作っている場合は、監督の戦術力、試合を観る目の高さによってより的確なタイミングで選手交代が必要になってくるわけです。
チームは生き物であると言うことを理解して、しっかり鹿島の試合を見続けているサポーターにはこんなインタビューを真に受ける間抜けはいないでしょうが。
その多くが長くチームを率いたこと、観たことがないブラジル人監督には経験のないことなので、相当先進的な努力家、研究家の監督でないと理解していないことですね。
それこそビスマルクの名言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を地で行くような監督でないと習得できないスキルです。
なので、これからもセレーゾ監督の選手交代の鈍さが改善されることはないと思います。
・選手のコンディション調整
最後は選手のコンディション調整、練習メニューの負荷の度合いです。
まず下記のデータを観てもらいましょう。
① 1週間以上のインターバルで迎えた試合(開幕・中断明け、中4日の浦和戦を含む)
2勝3分6敗(H:1勝1分2敗、A:1勝2分4敗)
② 中2日・中3日で迎えた試合
11勝2分2敗(H:8勝1分、A:4勝2敗)

一目瞭然ですが、連戦の試合の方が圧倒的に勝率がいいです。
今季の鹿島はホームで強く、アウェイで弱いという傾向があるのですが、それにしても連戦ホームでの成績は抜きんでています。
これだけなら連戦を鹿嶋くんだりまでやって来る対戦選手の疲労が半端ないとも言えますが、①のホーム勝率はナビスコ杯初戦のFC東京戦を含むと言っても高くはないです。
さらに②のアウェイの試合を観ると4勝2敗と勝ち越していますし、この2敗も消化試合となったナビスコ杯のC大阪戦、試合内容はすごく良く残り10分で逆転された国立での柏戦ですからね。
このことから何が言えるかというと、セレーゾ監督が連戦をローテーションで持てる戦力を上手く活かして戦えている…なんてことはもちろんありません。
ケガや出場停止でメンバーを入れ替えて戦った時はいい試合が出来ていますが、それがなければ基本的にベテランメンバーで戦って中田と前野を入れ替え、2列目に遠藤をいれることがあるくらいですからね。
では、何を表しているかというとインターバルがある時は練習で負荷をかけ過ぎて試合で走れなくなっており、中2日・中3日の場合はほとんどの時間をリカバリーに費やすことになるので選手のコンディションがいいということです。
つまり、練習の負荷の掛け方を間違っているということですね。
負荷の高い練習をすることでチームの機能性が高まっていればまだそれでもいいのですが、名古屋戦のメンバーでずっと戦っているものの何1つ良くなっておらず、メンバーを大きく入れ替えた大宮戦で機能しているというのが大問題です。
そもそもインターバル走やサーキットトレーニング、チューブトレーニングでチームの機能性が高まるはずないですからね。
特にベテラン勢にはきついでしょうから、練習メニューの改善をしないと試合で動けないという本末転倒な事態は続くでしょう。
○守り切る力
久しぶりの完封試合となりましたが、終盤押し込まれた時間は大宮の拙攻に助けられた面もあります。
それでも梅鉢、岩政の選手交代は今後も有効で、梅鉢は運動量を活かして広くカバーして、岩政はゴール前に入って来るボールをよくはじき返していました。
西も最近攻撃がからっきしですが、中に絞っての守備は意識してしっかりやるようにしているみたいです。
前野は守備範囲が広く、しっかりボールホルダーに付いてくれますし、気の利いたカバーリングもできるので中田より攻守に上ですね。
サイドハーフも攻撃だけでなく守備も明らかに遠藤、中村の方が野沢、ジュニーニョよりいいです。
ボールも支配できるので小笠原、柴崎の前への守備が活かされますし、少し心配なCB2人の空間認識力の低さ、空中戦の競り合いのまずさも目立たなくなります。
空中戦に強いCBはいち早くボールの落下点を捉えて数歩下がってポジショニングしてから、助走をつけて自分が一番高い打点でボールに触れるように飛びます。
しかし、青木と山村はマークしている選手に引っ張られるのもあって最初からボールの落下点かそれより前にポジションをとってしまう事が多いですね。
そのため、ハイボールが自分より後ろに行きがちでかぶったり、体が伸びきった態勢でヘディングしてボールを後ろにそらしてしまうことがよくあります。
ボールにアプローチできる時は自分が一番高い所でヘディングするためのポジションを取り、ボールにアプローチ出来ない時はしっかり人を捕まえるってことが必要なのですがそこの判断が甘いことが多いです。
前節解説の秋田氏もしきりにそのことを言っていましたね。
思考弱者なブロガーはブログをやっている人は誰もがアクセス数を伸ばすために躍起になっていると考えているようですが、そんなことは更新回数を増やすなり、スポーツナビでブログをするなり、何度かメールをもらっているライブドアのサッカージャーナルに登録するなり、当たり障りのないことを書くなりすれば誰でもできることです。
ただ、そういう人気取りに執着しない、誰でも簡単にできることをやっていてもつまらないと思う人が世の中に入るわけですよ。
解説者も同じで当たり障りのないつまらないことを言う人はスカパーに溢れています。
だから、秋田氏の解説はサッカーの分かる人、向上意欲のある人からすればおもしろいと感じますし、自信のあるヘディングの話については別に間違っていることを言っているわけではないですからね。
自分の分からないことを言う人に対して人が不快感を持つのは自然ですし、頭の悪い人は分からないことが多いので不快に思うことが当然多くなります。
それを誰もが人気取りのために生きているという思考弱者なものの見方しかできず、不快な事を言う人が一方的に悪いと批判することしかできないからいつまで経っても頭の悪いままなんですよ。
だからそういう人はいつまで経ってもチラシの裏レベルの記事しか書けないわけです。
特にサッカーの場合、守備の戦術、プレイというのはなかなか目が行かないので理解するのが難しいですからね。
これまであまりに酷かった(残り15試合を1試合1失点の優勝するクラブペースでいかないと昨季の失点43を越してしまう状況)鹿島の守備に関しては、このメンバーで戦って行けばより守れる試合は増えていくでしょうからこれから見物ですよ。
もう1つ2列目にボールを収められる交代カードもあれば大きな守り切る力になるでしょうね。
○追加点を奪う力
ここ4試合いずれも1点しか取れておらず、柏、磐田戦は追加点を取れていれば勝てていた、この試合は楽になったという内容でした。
ただ、この試合は久しぶりに鹿島らしいサッカー、観ていておもしろいサッカーが出来ており、このメンバーをベースに戦って連携を高めればもっといい攻撃が出来るようになるのは間違いないですね。
そうすれば得点も増えて行きます。
中村はまだ周りとフィットしてないですが、やはり前線でボールを持てるのは大きいですし、よく守備もしていました。
その中村を含めて2列目の3人は足元でもらうだけでなくよくDFラインの裏を狙って走っていました。
あとは前線の選手の距離間、ポジションチェンジの連動性を高めて、後半のようにサイドチェンジを意識するとともにもっとサイドバックのオーバーラップを使っての攻撃をスームズにすることですね。
そして、押し込んだ時にバイタルエリアからのミドルシュートが多かったのですが、もっとDFラインの裏を狙って行くようなボールを増やしていくと効果的になります。
やはり一番必要なのは意思疎通、コミュニケーションです。
大迫がボールを持ち過ぎていたとセレーゾ監督がコメントしていますが、ボールを要求していた遠藤には多くのパスを出しているんですよね。
だから年下の柴崎、土居も遠慮せずに欲しいタイミングで声を出して要求すれば大迫も年上の遠藤程にではないにしろパスを出してくれますよ。
今回のメンバーをベースにして戦えば…の話ですが、攻撃力に関しては一番今後に期待できそうです。

迫られる2つの選択
これから鹿島は大きな岐路に立つことになります。
1つはこの先、4-2-3-1で戦うか、4-4-2で戦うかという選択です。
即効性を求めるならやはり昨季ジョルジーニョ監督も採用し、今季もホーム名古屋戦でいい試合をして勝ったように4-2-3-1の方が機能させやすいです。
ただ、その場合ダヴィをどうするかが問題になって来ますね。
結局、これまでも書いたようにオフザボール担当の選手はダヴィ、野沢、ジュニーニョのうち誰かが左サイド、トップ下にセンタープレイヤーの中村、右に遠藤が入る形が一番機能します。
4-4-2の場合は選手間の距離が広くなるので、2トップが縦関係になるなり2列目が絞って4-2-2-2に近づけていくかしないといけないですね。
この場合はボランチの守備力、守備範囲も重要になって来ますし、修正にはある程度時間がかかります。
そもそもセレーゾ監督には難しいでしょうから、選手間で調整して行くしかないですね。
いずれにせよ、どちらのフォーメーションで戦うにしろ、結局はもう1つの選択肢、前節名古屋戦のようなベテラン主体のメンバーをベースにするか、この試合のような若い選手主体のメンバーをベースにするかによってその機能性は大きく変わって来ます。
こちらの答えはもう明確になっていてほとんどの人がそれを分かっています。
しかし、一部分かっていない人がいて困ったことにその中に肝心のセレーゾ監督も含まれています。
その選択によってはせっかくスタートラインに立ったチームが逆走してしまうこともあり得ますね。
サンパウロ戦は経験を積ませるというだけでなく、タイトルの獲得を考えても大宮戦のメンバーをベースに戦った方がいいと思います。
しかし、連戦になりますから週末の仙台戦を若い選手主体で戦うなら、サンパウロ戦はベテラン主体のメンバーで臨んでもこーめいはどうとも思いません。
とにかくまた名古屋戦の惨敗メンバーベースに戻ることだけは辞めてほしいですね。
さすがのセレーゾ監督もこの試合の出来を観て、ようやくスタートラインに立ったんだと気づいてくれる事に期待しておきます。
何はともあれ、サンパウロ戦は対戦相手のメンバーが豪華なので楽しみです。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

久しぶりに鹿島らしい試合を見られました。ボランチやサイドバックがやりやすそうなのはもちろん、大迫がいきいきしていましたね。
私は今シーズンは4-2-3-1でいってほしいと思います。本当はダヴィを上手く生かすためにも鹿島の将来のためにも4-2-2-2の方がいいのですが、セレーゾ監督は4-2-2-2というフォーメーションの特性を理解していませんし、また野沢・ジュニーニョの2列目とかやりかねませんからね。
4-2-3-1の場合、前線は少なくとも大迫・遠藤は起用されるでしょうから、40%先発メンバーよりは良くなりますもんね。選手間の距離も近くなりますし。また大宮戦で攻守に吹っ切れたような感じがした土居を起用するのもいいですね。土居は試合途中の起用でもいいので積極的に使っていってほしいです。
サンパウロ戦、仙台戦でこの先どういう戦い方をしていくのかわかると思うのでどのような選手起用がなされるのか、非常に楽しみです。
【2013/08/06 11:17】 URL | チャレンジ #YD14tAto [ 編集]

大肯定します!
こーめいさん、素晴らしい!
その通りですね。僕も同じ意見です。

監督力があれば、今期は余裕のリーグ戦が出来ていたのに自ら潰してますよね。解説の秋田の言っている事にも頷きました!

僕は今は地域リーグ程度のプレイヤーですが、養和出身でして…

こんな事は、僕もユース時代から指導を受けてきた事ですけど、セレーゾには細かい戦術や決め事は的外れなんですね。

だから、ザッケローニも鹿島組を召集するには二の足を踏むんでしょうね?

例えば、コーナーの零れは2タッチ目をシュートフェイクで、セイフティーにクリアするような約束事のあるチームでは、鹿島の選手は技術があっても乱されてしまうと感じてしまいますね。

日本人的な細かい戦術を思考するチームの監督は、鹿島の選手がどれだけ技術があっても大味なプレーをすると思って嫌煙するのもわかりますね。

どこかの、コピペ有名ブログが偽善的に鹿島を愛していると言ってますが、愛しているなら現状を掌握して改善させる声をあげるべきと思っています。

こーめいさんと、共に声をあげ続けますよ!

鹿島を一緒に復権しましょう!
【2013/08/06 15:50】 URL | 養和鹿 #- [ 編集]


久しぶりにコメントです。いつもチェックしております。

セレーゾは、簡単に言えばビスマルクの言う愚者というか、もはや愚者以下ですかね。セレーゾの頭の中身をすべて知っているわけではないので断言はできませんけれども、見ている限りでは愚者以下ですね。経験からですらしっかり学べていない感があります。一般社会でもそうですが、愚者は愚者でも経験から学べる者とそうでない者、また学べる量にも違いがあります。

若手が実践経験を積めない中、危機感が募る日々でしたが、聖真のパフォーマンスを見て、志高くやってくれているんだと少し安心しました。でももっと髭じいさんには要領よくやってほしいですけどね。

スルガもこのメンバー構成をベースに戦ってほしいですけど、おっさん数名温存してますから残念ながら使ってきそうですね。いずれにせよスルガは勿論ですがここからの数試合は非常に大切ですね。こーめい氏と同じくスルガは多少は大目に見て、その後またおっさんメンバーベースへ逆戻りしないよう、願います。

キムタクと温水さんの例え話面白かったです(笑)。
【2013/08/06 19:45】 URL | あーりん #- [ 編集]

チャレンジさんへ
コメントありがとうございます。
せっかくダヴィや中村、前野を獲得したのでこーめいも今季は4-2-2-2で鹿島らしいサッカーをやって欲しいと思っているのですが、中村や前野をセレーゾ監督が思った以上に使わなかったですからね。
それなら4-2-3-1で今季はやった方がいいかなと思います。
2列目に後半から出場させる選手が欲しいですし、土居は現段階では途中出場の方が持ち味活かせそうですよね。
【2013/08/06 20:51】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

>大肯定します!
養和鹿さん、コメントありがとうございます。
セレーゾ監督は守備には細かいですが、オリヴェイラ監督同様に攻撃は選手任せてなところが大きいですからね。
日本はサッカー文化がまだ未熟で、メディアもサポーターと的確な指摘ができないので、厳しいことも言われないですし監督としたら非常にやりやすいリーグだと思います。
その辺り、海外のように知識があって厳しいことを言えるメディアやサポーターもいないと成熟していかないですからね。
【2013/08/06 21:00】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

あーりんさんへ
お久しぶりです、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで学ぶ気持ちがないといくら経験しても何も得られないですし、学べる量にも差が出て来ます。
経験は貴重な財産ではありますが、使い方を間違えるとかえって仇になることがあります。
時代が変わっているのに時代遅れの経験に頼っては失敗しますし、過去にこのやり方で成功したからと言って状況が変わればまた上手くいくわけでもないです。
常に新しいことを学ぶ気持ちが大事で、一番やっかいで愚かなのは経験だけして分かってるつもりになっている人で、たいていこういう人は言ってることが実にくだらないですね。
一番典型的なのは、自分の子育てが成功か失敗かを他の事例と比較・検証したこともないのに、「子育てしたことがない人には分からない」とか言う親がいますが、子育てしたことがない教師に大事な教育の部分を任せてしまったりしていますからね。
どういうメンバーになるか分からないですが、初の2連覇がかかってるのでやっぱりスルガチャは勝ってほしいところです。
【2013/08/06 21:10】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


やっと充孝と遠藤と前野を同時に使いましたね。このメンバーが見たかったのでメンバーが発表された時はワクワクしました。聖真も使ったのは意外でしたが。本当にこの半年間なんだったのかという気分ですよ。7月の連戦期間をベテラン組で戦い勝ち点を失ったのが悔やまれます。ただ油断できませんよね。このメンバーの継続を祈るばかりです。
【2013/08/06 23:56】 URL | ATTK #7J7ee.tE [ 編集]

相変わらず
何年やっても成長しない典型例だな
まだわからんのか、こーめいよ
驕りを捨てよ
今のお前は道化に過ぎぬ
【2013/08/07 15:14】 URL | 水鏡 #- [ 編集]

ATTKさんへ
コメントありがとうございます。
サンパウロ戦も後半途中まではいい攻撃ができました。
後半は中村もいい突破、守備を見せていましたし、レギュラー奪取ももうすぐかもしれませんね。
仙台戦もこのままの勢いで行ってほしいです。
【2013/08/08 21:32】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

>相変わらず
水鏡さん、くだらないコメントありがとうございます。
こーめいはタイミングなども考えながら意図して記事を書いているのであって、その中には敢えて道化をやっている部分もあるのですよ。
前にコメントした方かどうか覚えてないですが、そこが分からないとは、相変わらず何年経っても思考弱者の典型例ですね。
【2013/08/08 21:37】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿
以下の事項にあてはまると管理人が判断した場合、削除・コメント禁止とさせていただく場合があります。
1.記事・コメントの主旨を踏まえない単なる誹謗中傷。
2.記事、それまでのコメントをきちんと読んでいないと判断される反論・異論コメント。
(※よく読んで、調べて、考えてからお願いします)
3.根拠・一貫性のない主張の過度の押し付け。
4.同じ主旨の質問・議論の繰り返しとなるコメント。
5.意味のないもの、管理人から見て不快なもの。














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kashimablogetc.blog55.fc2.com/tb.php/989-0ac98de0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

プロフィール

こーめい軍師

Author:こーめい軍師
J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

リンクはご自由にどうぞ(≧∇≦)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

秋春制反対の方は署名にご協力ください。 ↓携帯の方はこちらからお願いします。 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=99

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する