鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【天皇杯2回戦】大変良い経験をさせてもらいました…のソニー仙台戦
結果
9月7日(土) 第93回天皇杯 2回戦
鹿島3-0ソニー仙台(17:04/カシマ/3,194人)
[得点者]
81' 山村 和也①(鹿島)←植田直通①
89' 野沢 拓也①(鹿島)←ジュニーニョ①
90'+4 遠藤 康①(鹿島)←ジュニーニョ②

[フォーメーション]
FW:中川
MF:中村、土居、遠藤
MF:小笠原、梅鉢
DF:前野、植田、山村、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:中川→本山
69分:土居→ジュニーニョ
77分:中村→野沢


試合の感想
大迫不在の大迫システム
ソニー仙台は4-2-3-1の布陣、どういうスタイルかは知らないですが事前情報でハードワークするチームと聞いていたので天皇杯で戦う下のカテゴリーの相手としては一番やりづらいタイプだなって思っていました。
ただ、鹿島にとって対戦相手どうこうより心配なのはいつもの4-2-3-1の大迫システムですが、その大迫は代表召集で不在だということです。
ダヴィもまだ間に合わないということで1トップには豊川が入るかと思ったのですが、ケガから復帰わずか2週間の中川が先発に入っており驚きました。
清水戦で負傷した柴崎は前節出場しましたがまだ万全ではないので欠場、ボランチは小笠原と梅鉢のコンビになります。
最終ラインには植田と伊東が入って何とDFラインの平均年齢は22歳、フィールドプレイヤーで見ても23.2歳と非常に若い構成になりました。
天皇杯初戦は独特の難しさがあるのですが、この試合ではそれ以上に予想通り大迫不在の影響がモロに出てしまいましたね。
中川はストライカータイプでほとんど攻撃の組み立てには絡まないため、鹿島は中村、土居、遠藤の2列目ではボールがおさまるのですが、そこから縦パスを入れられずに苦しみ続けました。
土居が大迫のようにくさびのボールを受ける動きをするのですが、結局そこにおさまっても中川とのからみがないので中央で起点が作れません。
それならばサイドからということで、いつものように土居が右サイドに流れて遠藤と起点になります。
普段ならそこから大迫へのくさびのパス、もしくは高い位置に入った柴崎と3人目のからみがあるのですが2人ともいないので、この試合では右サイドバックに入った伊東のオーバーラップからの攻撃が多くなりました。
25分から遠藤とのタイミングが合って来て伊東が4度、土居が1度右からクロスを入れるのですが、基本的に中央は中川と中村だけで薄いんですよ。
小笠原は伊東のクロスの精度の悪さを怒っていましたが、自分がゴール前に入るか梅鉢を入らせるよう指示しないといけないですね。
柴崎なら確実にゴール前に入っているのですが、小笠原がセンタリングに対してゴール前に入るのは本当に珍しいです。
ソニー仙台はゴール前にしっかり人数を揃えていて、前線に入っている中川や中村はマークされていたので後ろからボランチが入って行けば右からの攻撃でももっときわどいシーンを作ることができました。
ここら辺りの小笠原の戦術理解度のなさが柴崎にかなわないところですね。
こんな具合なため、前半はチャンスと呼べるものも少なく、16分には伊東のインターセプトからショートカウンター、中川がドリブルから強引にシュートを放ちますが大きくはずれます。
35分に遠藤のクロスを山村がヘッドで合わせたシーン、39分に小笠原のFKからポストに阻まれた山村のヘッドと惜しかったのはこのくらい。
試合出場時間の短さ、ケガからの復帰明け、周りとの連携などを考えると仕方ないのですが、前半鹿島の攻撃が機能しなかったのはやはり中川が縦パスを収められなかったのが原因ですね。
スコアレスドローで折り返します。

ジュニーニョでようやく0トップシステムが機能
後半開始から中川に代わって本山が入り、トップの位置には土居が上がります。
こーめいも土居を上げて0トップシステムにした方がまだ機能しそうと思っていたのでこのセレーゾ監督の采配はいいと思ったのですが、肝心の土居が前半のように動けません。
前半のようにサイドに流れたり、下がってくさびのボールを受けてくれればよかったのですが、動きが小さくなりましたね。
セレーゾ監督はペース配分、体力的な問題を指摘していましたが、こーめいはトップに入ったことでゴール前にいないといけないという意識、また慣れないポジションでどう動いていいか分からず迷いが働いて運動量が減ったのではないかと思います。
結局、2列目にボールが収まっても縦パスが入らないという状況は変わらず、本山が入ってからも鹿島の攻撃はよくなることはなく、むしろ前半で自信をつけたソニー仙台に攻められる回数が多くなります。
そこは曽ケ端がきっちり抑えると、62分にはCKからのこぼれ球をファーサイドでフリーになっていた土居がボレーしますが、これはサイドネット。
ちょっと持ってないかもしれませんね…。
その土居に代わって69分にジュニーニョが入ります。
ここから試合が動き出します。
トップに入ったジュニーニョは割とシンプルにパスをさばきますし、サイドに流れてボールを引き出していましたね。
これによって鹿島の攻撃も徐々にリズムが出てくると、73分にはゴール前で決定機を迎えます。
本山から前野へのスルーパス、これをラインぎりぎりで中央へ入れるとGKがはじいたボールをジュニーニョへ。
絶好のチャンスだったのですが、ポストに当ててしまいます。
さらにこぼれ球を拾った中村のセンタリングを遠藤がボレーしますが、GKに防がれてしまいます。
チャンスを決め切れない鹿島ですが、76分に前野がインターセプトから長い距離をドリブル。
パスは少し弱くなりますが、ソニー仙台の松岡が足を滑らせたこともあってジュニーニョが上手くかわして倒されます。
2枚目のイエローカードで退場。
数的優位になった鹿島は中村に代えて野沢を投入。
そして、ついに81分にスコアが動きます。
野沢のCKからでしたが、クリアされたボールを伊東、前野と繋いでハイボールを植田が後ろに逸らします。
上手くフリーになっていた山村が後ろからのボールをこれまた上手く左足で合わせて決めましたね。
退場者、足を攣る選手も出てここからはもうソニー仙台の守備もスペースが広大になって来ており、鹿島が立て続けに決定機を作ります。
85分には遠藤のクロスをゴール前でジュニーニョが空振り。
終了間際には野沢のスルーパスに本山が抜け出し、折り返しをジュニーニョがヒールで落として野沢がフィニッシュ。
ロスタイムにも追加点。
前野のスルーパスにジュニーニョが抜け出すと左サイドからのセンタリング、ダイアゴナルに入って来た遠藤がプロ初のヘディングゴール。
最終的に大量失点となりましたが、守備に関しては柏よりソニー仙台の方が運動量、インテンシティ、組織などはっきり言って上でした。
その柏はネルシーニョ監督が辞任を撤回してのナビスコ杯横浜FM戦は、鹿島と戦った時と別チームになっていましたけどね。
ソニー仙台はやるべきことがはっきりしていてチームで意思統一が出来ていましたが、鹿島は大迫がいない時の攻撃パターンを探りながらの試合。
これはチーム全体で改善していかないといけない問題なので、若い選手が持ち味・気持ちを出せなかったのも仕方ないところはありますね。
できれば若い選手にはこういったチーム自体が迷いながらの戦いではなく、チームが機能する状態でプレイさせてあげたいですが、若い選手主体で臨んだナビスコ杯FC東京、C大阪戦は勝てていなかったので、勝利出来たことは大きな自信となるでしょう。

ニヤニヤが止まらない
この試合、対戦相手は2つ下のカテゴリーに属するJFLのクラブ、そして鹿島は若い選手が多く出ていたということで、早めに得点を奪っての大量得点・普段試合に出ていない若い選手の活躍を期待して観ていたらイライラ、もしくは退屈しながらの観戦になったでしょうね。
しかし、この試合で重要だったのはそんな低レベルな観点ではなく、大迫不在の大迫システムをどう機能させるかです。
これはベテランが入ろうが、若手が入ろうが探り探りになることは目に見えていたことなので、苦戦するのは想定内。
その証拠に後半開始から本山が入っても結局2列目まではボールが入るも、そこから縦の展開がないので相手の守備を崩せないという状況は変わりませんでした。
こーめいは誰が1トップに入ってどういう風に機能させたらいいのか、そこに注目していたので苦戦しながらも楽しみつつニヤニヤしながら観ていました。
今季はナビスコ杯FC東京戦でケガをしてからその後ナビスコ杯では鳥栖戦、新潟戦、リーグ戦では大宮戦、C大阪戦、大分戦と大迫が先発でない試合がありました。
それらの試合、というよりダヴィ、大迫、ジュニーニョ、野沢の4-4-2でやっていた頃はまったく攻撃が機能していなかったのですが、大迫不在の試合はさらに輪をかけて酷かったです。
実は大迫が先発でなかった5試合は完敗した大宮戦を除いて4勝しているのですが、鳥栖戦は相手が完全にBチームだったのをセットプレイから得点して何とか勝ち、大分戦は途中出場した大迫が最後に試合を決めました。
新潟戦、C大阪戦はダヴィの活躍で勝利。
ダヴィの個の力で勝てていた分も大きく、今回はそのダヴィもいないわけで、本当にこの試合は若い選手がどうこうというより、大迫がいない大迫システムをどうするかがテーマでしたね。
こーめいは足元の技術のある豊川が入ってどうなるか見たかったのですが、中川が先発。
ストライカータイプの中川が入った場合は予測がつくので、どうしてケガ明けなのに起用したのか疑問でした。
後半からは土居、ジュニーニョと入ったわけですが、一番機能するのはジュニーニョが1トップに入る0トップシステムですね。
ジュニーニョはやはりFWの選手でDFラインの裏を狙ったり、サイドに流れたりしてボールを引き出す動きは上手いです。
2列目に入っている時はもともとサイドに張っているのでサイドに流れる動きはできないですし、野沢がそうであるようにDFラインの裏を狙うばかりに高い位置を取られると中盤がスカスカになる弊害が生じるのですが、FWだとむしろそういう動きをしてくれないと困りますからね。
さらに2列目だと低い位置で前を向いてボールを持つ機会が多いのでそのまま強引にドリブルで行って奪われる場面も多いのですが、FWに入った時は後ろ向きにボールをもらうことが多くなるせいかこの試合では簡単にさばいてしました。
もちろん、相手が10人の疲労のある試合終盤、JFLのクラブであることを考慮する必要はありますが、ジュニーニョの0トップシステムは大迫がいないときのオプションになると思います。
ボールを引き出してからチャンスメイクできますし、ジュニーニョの空けたスペースに2列目の選手が飛び込んで行く形は相手からしたらかなりマークしづらいですからね。
ダヴィが入った場合は攻撃の組み立てに加わらないのは中川と同じなので、この試合の70分までの形になると思います。
ただ、ダヴィはゴール前での強さ、高さ、ポジショニング能力が中川よりずっと高いのでサイドからの攻撃では十分得点できると思います。
この試合でもあったように遠藤と土居が起点になってサイドバックのオーバーラップの形ですね。
さらに柴崎がいれば3列目からの飛び込みも生まれるのでゴール前も厚くなります。
もちろん大迫不在なんて事はこれ以上ないに越したことはないですけど、Jリーグでの戦いでいきなりそういう状況になる前にいいシミュレーションが出来て良かったです。
鹿島にとっては本当に良い経験をさせてもらった試合となりました。
あとはこの試合からセレーゾ監督、選手たちが何を学び、どう次に活かすかですね。

いざ、アウェイ克服へ!
3回戦の相手は京都となりました。
天皇杯では02年、11年と京都には悔しい想いをさせられているので、何としてでも雪辱を果たしたいですね。
中村の古巣ということもあって燃えるものがありますが、とりあえずそれは置いておいてリーグ戦が再開されます。
鹿島は甲府、磐田とアウェイ戦が続くのでここでアウェイを克服しておきたいところ。
甲府は3-4-2-1にして5バック気味にしてから守備が安定して来ており、前線にはパトリック、ジウシーニョを補強。
昨年ダヴィがいた頃のリスクを冒さずに守って前線の選手数人でゴールを奪うというスタイルに近くなって来ています。
そのためカウンターに気をつけないと行けないですが、特に起点となるジウシーニョ、サイドからのドリブル突破がある柏は要注意です。
パトリックはフィジカルが強いもののくさびのパスを受けるより裏を狙うのが好きなタイプなので、清水のラドンチッチのように前線で好きなように起点にさせないよう抑えてくれると期待しています。
攻撃に関してはホームでの対戦時も引かれて苦労しましたが、大迫・柴崎が戻っての今のベストメンバーなら例え5バックで守られても十分崩せると思います。
今の鹿島は後ろからいい縦パスが多く入りますし、前線にもボールのおさまる選手が多くなっていますから。
あとは決定機を確実に決めることができたら、優位に試合を運ぶことができるでしょうね。
今の鹿島は若い選手に切り替わってまだまだ試合をこなせてないですし、大迫や柴崎がいない時の戦い方もはっきりしていない状態。
9月はベストメンバーで固定して戦って行き勝利することで、クライマックスに向けて勝ち点を積み上げるとともに少しでも安定感を高めたいところですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント
ダヴィの使い方
いつも楽しく読ませて頂いてます。

そろそろダヴィが復帰するかと思いますが、
セレーゾは使い方を把握してますかね?

大迫システムである4-2-3-1が
機能しているので、
いじらないで欲しいですね。

遠藤は起点になるので、中盤の軸
土居は大迫との連携がいいので、
不動のトップ下
かと思うので、ダヴィは左サイド
ですかね?
左サイドはダヴィ、ジュニーニョ、野沢の中で、
コンディションのいい組み合わせ
を選んで欲しいですね。

中村、本山は遠藤、土居と交代で
ローテーションですかね?

セレーゾは野沢の左サイドはそうしなそうですが。。。

【2013/09/10 22:11】 URL | 鹿くん #wKydAIho [ 編集]


大迫がいない中での大迫システム、1トップには中川、土居、ジュニーニョと入りましたが、やっぱり豊川が見たかったですね。控え組でずっと土居と一緒にプレーしていたので連携に問題は無かったはずなんですけどね。豊川なら攻撃の組み立てにも参加していたでしょうし、2列目より前にもボールを運べたような気がするんですけどね。
あと、山村はもう格が違うように見えました。攻撃面はもちろん、守備面でも大きく成長していて存在感が凄かったです。特にセットプレー時は、ポジショニングの質が上がっていて得点が取れるようになってきましたね。ダヴィが戻ってくれば、またセットプレーのターゲットが増えるので、ますますセットプレーでの得点に期待できます。
余談になってしまいますが、Jリーグの2シーズン制が復活してしまうようですね。こーめいさんが最も懸念していた事態が起きてしまいました。2015年から適用されるようですが、Jリーグの人気が低下していくのではないかと今から恐れています。
【2013/09/11 18:37】 URL | チャレンジ #YD14tAto [ 編集]

>ダヴィの使い方
鹿くんさん、コメントありがとうございます。
甲府戦からダヴィが復帰しそうですね。
采配には注目ですが、とりあえずベンチスタートの可能性が高そうです。
本山と一緒に切り札として上手く使って欲しいです。
【2013/09/13 09:13】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

チャレンジさんへ
コメントありがとうございます。
豊川の1トップ見てみたかったです。
運動量、技術は高い方なのでこれからに期待です。
Jリーグは15年から2ステージになるようですね。
あとナビスコ杯も改革されるそうですが、どうなるんでしょうね。
2ステージ、ポストシーズンは既存のサポーターに総スカンくらってる状態ですから、イヤなら見なければいいのフジテレビや一見さん重視で東京に移転した東京Vのようにならなければいいですが…。
【2013/09/13 09:18】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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